るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

ドイツ語解禁

2007-09-23 21:19:24 | 声楽(レッスン)
11月に20分枠の一般公募コンサートにヘンデルのアリア2曲とベートーヴェンの連作歌曲集を歌おうか、迷ったのだが、ベートーヴェンの3曲目は、どうも私が「アリエッタ・ブッファ」向きじゃないと思うということだった。歌詞が同じ4曲目の「アリエッタ・アッサイ・セリオーザ」は向いているが、3曲目お4曲目は一緒にやらないと、面白くないだろうなと思ったので、見送ろうと思った。
特に音域が広いわけでも高低差があるわけでもないのだけど、媚のあるブッファ・キャラは向いていないということだった。技術の問題なら努力できても、キャラの問題は反論しようがない。
6月と7月で歌ったマノン・レスコーは十分に体力をすり減らしたので、また歌うことは、当面、乗り気ではない。

ベートーヴェンのアリエッタの次は、先生がドボルザークの「母の教えし歌(Als die alte Mutter)」は、どうかと言って来た。本当はチェコ語だけど、先生がコピーさせてくれた楽譜は日本語とドイツ語しかない。先生もチェコ語は読めないと言っていた。でも、いくつかCDを見た限りではドイツ語の録音も結構あるようだ。
ドイツ語の歌といえば、子音が多いのが大変だというけど、私はドイツ語の学習経験もあるし、わりと短くゆっくりした曲なので、今は楽観視している。

2曲続けてヘンデルのアリア

2007-09-16 21:42:54 | オペラ(鑑賞)
イタリア古典歌曲は、ヘンデルの「ああ、私の心の人よ"Ah!mio cor"」が終わった。
「この曲なら、何かの機会で歌っても良い。もし音大受験であれば、課題曲はこれにするだろう」
と言われた。
このオペラ・アリアの原曲である「アルチーナ」というオペラは、異教の魔法使いが誘惑した騎士をその婚約者が救出するというワーグナーのタンホイザーのようなストーリーで、このアリアはそのタイトルロールである魔法使いが歌う。
この曲は、私のCDではメゾが歌っている。ところが、このオペラ自身を調べてみると、そのアルチーナはコロラトゥーラ・ソプラノが歌うもののようである。とても気になるのだが、機会があったら、原典を聞いてみたい。

で、次の曲は「私を泣かせてください"L'ascia ch'io pianga"」で、声楽をはじめて間もない時にもやった曲。
前回よりも上達したねぇ~ということになり、今回はレチタティーヴォ付きで歌うことにした。

ベートーヴェン3曲目&4曲目

2007-09-16 21:24:34 | 声楽(レッスン)
ベートーヴェンのイタリア歌曲の3曲目と4曲目の「苛立つ恋人"L'amante impaziente"」をやった。

3曲目は「アリエッタ・ブッファ」ということで、当り散らしながら拗ねている感じ。
4曲目は「アリエッタ・アッサイ・セリオーサ」で、心配と怒りがの起伏が激しい。
歌詞は「どうして来ないんだろう?もう、遅いなあ」という内容で、両方とも同じ。

個人的に感じるキャラクターとしては、両方ともケルビーノがからかわれているイメージに近いような気がする。
親しみやすいようでいて、音程・リズム感・表現ともに難しい曲であるが、オペラ的な表現力のスキルアップには繋がりやすそうな曲ではある。

べートーヴェン2曲目

2007-09-02 21:55:30 | 声楽(レッスン)
イタリア古典歌曲はヘンデルの「ああ、私の心の人よ(Ah!mio cor!)を持っていった。
古典歌曲にしてはドラマチックな感じの曲なのだが、私に向いていそうだと言われた。
ベートーヴェンはイタリア語アリエッタの2曲目で「愛の嘆き(T'intendo si mio cor)」という曲である。「フィガロの結婚」の伯爵夫人のアリアに似ている箇所があるというので、確かに!と思って帰ってから調べてみたら、この曲が作曲されたのは「フィガロの結婚」の発表の4年後である。楽譜を比べても確かによく似ていた。ベートーヴェンは子供の頃、横暴な父親から「モーツァルトのようになれ」としごかれたそうだが、もしかして、モーツァルトを意識して作ったのだろうか?