るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

ペットのコザクラインコの死

2012-01-29 10:51:00 | 声楽(レッスン)
昨日の朝、休日なので、いつもより起きる時間は遅いのだが、夫は私よりも1時間ぐらい早く起きている。
ベットのそばにいるコザクラインコのルリ(「るりこん」の名前の由来でもある)が、カゴの入口をバタンバタンと音を立てるので、夫が出してやると私のそばへ行こうとしてたどり着けず地面に落ちてしまった。
そういえば、最近飛んでから着地するのが下手になったけど、それは年齢のせいなのかな?と思ったりもしていたのだった。いつもの通り手のひらの上に置いて頭を撫でると気持ち良さそうに目をつぶっているのだが、なかなか目を開けようとしない。様子が変だと気づいたのは、それから1時間ぐらい経ってから。
獣医とレンタカーの手配をしようとしたら、目を開けて痙攣した後、まぶたが半開きになって動かなくなってしまった。

夕方、葬儀屋さんに来てもらって、火葬してもらった。北海道でも小鳥は飼っていたことはあって、死んだあとは庭に埋めていたけど、今は一軒家ではないので、人間のように陶器に入った骨が戻ってきた。


若い頃は、こんな風に攻撃的で気が強かったのだが、


最近は年をとって、丸くなったようだった。(これも元気な時の様子)


今年の冬が越せれば14歳になったのだが・・・。


20分枠のコンサート

2012-01-18 23:35:00 | 声楽(レッスン)
4月上旬の平日夜にL先生主催の発表会があるのだが、年始の月始であるため会社を休むこともできず。参加見送りにした。

以前3回ほど参加したことがある20分枠の一般公募コンサートが6月下旬にあるので、それに参加したい、とL先生に伝えたところ、「なぜ、駅からバスで行くような、そんな遠い所で?本番で20分間歌いたいというのなら、別途他の生徒と一緒に企画してもいいわよ」と言ってくれた。
以前、先生の生徒4人が、そのくらいの時間枠で、コンサートを開いたことがあったから、本番で歌いたい生徒には不足していない様子。

長時間歌える技術力をつける、というのも今後の課題の一つであると思うが、しばらく2,3曲程度しか歌っていなかった。まぁ、とりあえず20分から、というところ。
本当は、もう少し長い時間でも歌えるようにしてみたい、とは思うけど、他人が聞かないと「本番」とは呼べないと思うし、義理で来てくれている人に苦痛な時間を長く強いる、というのも・・・



イーゴリ公

2012-01-17 00:30:00 | 声楽(レッスン)
先週の土曜日は、レッスンの後に、オーチャードホールでやっているオデッサ歌劇場の「イーゴリ公」を見に行った。オペラを見るのは久しぶり。
夫と行ったのだが、大好きな「坂の上の雲」を連想させるような(時代は違うけど)テーマ、「韃靼人の踊り」のバレエなどが気に入ったようだった。
改めて、舞台でみると、印象が薄かった主役の妻のヤロスラヴナが結構インパクトがあった。
あと、ウラジミールっていう名前の人物が、イーゴリ公の息子と、悪役のヤロスラヴナの兄がいるから、字幕を追っていると結構めんどくさい。
イーゴリ親子が脱走する場面を、イーゴリー公の息子の恋人で敵の娘コンチャコヴナが引き止める場面が好きだったのに、それはカットされていた。私がDVDを見た、ロイヤルオペラもソ連映画もその場面があったのだが、今回はなかったのが残念。
まあ、未完の作品のせいか、ちょっとストーリーの流れが、おかしい感じがするところは否定できない。
イーゴリ公をテーマにしたHPを発見したので、気になっていたら、ヤロスラヴナは当時まだ十代というのに驚いた。あとずっと前から、息子のその後のことが気になっていたが、子供ができて、妻子と共にロシアに戻り、コンチャコヴナは正教に改宗したということがわかって、ほっとした。

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その次の日の日曜日のこと
私はもう一方のライフワークの集まりがあるので、一人で外出した。
夫は、友人と午前中は集まる予定だったが、その友人が午後から彼女とトゥーランドットを見にいくつもりだったらしい。ところが、その彼女はドタキャンしたので、夫が一緒に見たという。
私の知らない間にオペラを見ていたということに驚いたのだが、感想を聞くと
●ピン・ポン・パンの3人組の名前に笑った
●私が歌うならリュー派かトゥーランドット派か考えたが、後者だと思う(性格的に)
●舞台が豪華。カラフやトゥーランドットの迫力のある声に感動した
●リューはいかにも日本人好みだと思う。
ということで、それなりに楽しんでいた様子であった。


ジルダの話が出た

2012-01-14 22:24:00 | 声楽(レッスン)
今日はF先生のレッスンの後、ウクライナのオデッサ歌劇場の「イーゴリ公」に行った。

レッスンでは年明けの10分枠の本番で、中断になっていた「いとしい人から遠く離れて(Lungi dal caro bene)」を再開した。
「装飾音のつけ方が課題だけれども、次回のレッスンで仕上がるので、その次は、ヴェルディをやりましょう」と言うことになったので、「歌曲ですか?」と聞いたら「ヴェルディの歌曲はアリアよりも難しい。ジルダにしましょう。」と言われた。「では、Caro nomeですか?」と聞いたら「いや、それではなく、2幕のリゴレットとの二重唱の前に歌われる曲」ということだった。
旋律は知っているけど、オペラ・アリア集にはあまりないので、次回コピーを持ってきて下さる、とのことだった。

3月にF先生の別の教室の発表会で、1曲だけ歌える、ということで用意したのは、去年の冬からレッスンを受けていたマノン・レスコーの「華やかに着飾っても(In quelle trine morbide)」をまた再開したのだが、やっぱり2段目までのシンコペーションの伴奏がテンポがつかめないのがツライ。

レッスンが終わったあと、近くのヤマハでリゴレットの楽譜を確認してみたら、ヴォーカルスコアが一番安くて6,000円。先生がおっしゃっていた曲は「いつも日曜日に教会で(Tutte le feste al tempio)」という曲で長さは3ページくらい。Youtubeでは、単独のアリアとして歌っているよりも、次の二重唱につながるようにして歌っていることが多いようだ。
F先生は、「ヴェルディが好き」と言っているだけあって、昨年の発表会の講師演奏ではリゴレットのバリトンとの二重唱だったし、かなりジルダに思い入れを持っている、と思った。



イーゴリ公の話は、また後で 

本番終了

2012-01-08 23:08:00 | 声楽(レッスン)
仕事は今年から異動になった。
結婚後も旧姓を使うつもりでいたのに、それができなくなりそう。会社の規定では、勤務表等は、本名を使う必要があるが、名刺・メールアドレス・呼び名等は旧姓可となっている。しかし、「可能」と言われても、周囲が混乱するだけのようでもある。本名で呼ばれる度に、「旧姓で呼んでください」と言うわけにもいかないし。
今回の本番でも、「祖母や母や妻としてではなく、あくまでも自分の素の姿で歌いたい」という理由で、演奏会であえて旧姓を使っているという常連のご婦人がいるのだが、声は小さくても、実にキラキラとした素敵な表情で歌っていて美しいと思った。

今回の本番である一般公募の10分枠のコンサートで歌う会場は、文化財の古い建物、と決まっているのだが、リハーサル前に発声練習用にあてがわれる部屋は声がガンガンと響いて、「こんなにいい声している?」なんて勘違いしそうな危険な部屋だが、ホールはあまり声が帰って来ないように聞こえる。だけど、そのくらいが良いのかもしれない。あまりにも響くホールで勘違いしながら歌っても良いことはなさそう。
今回歌ったのは、R.シュトラウスの「万霊節(Allerseelen)」、ワリーの「それでは遠くへ行きましょう(Ebben, Ne andro lontana)」、マスカーニの「花占い(M'ama, non m'ama)」の順番だった。
ワリーのアリアは、あまりにも体力を使うので、最後に歌わない方が良い、という理由でこのような順番になったが、鬼門のBは無理なく出せたのが良かった。