るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

最近、目標高くないですか?

2015-02-27 01:02:00 | 声楽(レッスン)
1か月ぶりのL先生のレッスンだった。
話題はもっぱら6月の本番の話。大きいホールを丸1日借りて1部、2部に分ける予定だが、出たければ両方出ても良い、ということだった。
まず、1曲目のアリアはタンホイザーの「いと高き殿堂よ(Dich, teure Halle)」に、デュエットのボエームの「おお、愛らしい乙女よ(O soave fanciulla)」は確定。
もう一つ、同じくボエームの「あなたの愛を呼ぶ声に(Donde lieta)」を歌うつもりであったが、高音が出ないソプラノの人がミミを歌うから、あなたは別のにしてくれ、という話になった。
ヘンデルの「親愛なる森よ(Care selve)」を提案したが、せっかく大きいホールなんだから、ということで、ヴェルディかヴェリズモにすれば、という話だった。
う~ん、「今までの曲でも良い」ということだったが、大きいホールに見合う曲でと考えると、ドン・カルロの「世の空しさを知る神よ(Tu che le vanita)」か、道化師の「鳥の歌(Stridono lassu)」というところだけど、前に歌った曲って、その時の悪い所が残っていたりするし、新曲もやらないと飽きるしね。今からヴェルディのアリア探すかどうか・・・

そして、今回のレッスンは、体を後ろに反った形で歌わされた。喉に変な力が入って歌っているから、それを取り除くために、ということだったが、いくら不自然な体勢で歌ってもその変なクセが取れず歌い切れているということだった。
「今のオペラ団体のレベルで満足するべきではない。これが克服できないと、FとかNとかCのような団体でも受け入れられて、インターナショナルに通用するレベルにはならない。」って、言われた。
L先生に習い始めた頃は、いつも「アマだから楽しければ良い」と言っていたが、何だか最近、高い目標を提示してくるんだよな。
もっとも、高い目標を持てないと、やる気が起きないのが、私の性格なのだけど。

ずっと「せめて魔笛の侍女でもいいから全幕歌えるソリストになりたい」という長年の願望があったから、「魔笛」の侍女3の役がもらえたというだけで感無量だった。
でも、それが叶ったのだから、更に高い目標を持つべきなんだろう。


上達しないまま年を取ったら

2015-02-24 18:01:00 | 声楽(レッスン)
プロ・アマ問わず他人の歌を舞台で見て思ったこと。
結構、「どんな人が歌っているか」というので、歌そのものの評価が違ってくるのではないかと思う。
プロフィールも写真もない録音媒体だけで、評価するということは、ありえない。
有料コンサートやオペラのオーデションにおいて、若い大学院生だったら、多少未熟でも初々しさと将来性、ポテンシャルで評価できるだろうけどけど、アマチュアのおばさんにそれは期待できない。


でも、アマチュアに対しては、大抵年配の方には暖かい目がある。

「いくつになっても、好きなことを学ぶ姿勢を評価します」というヤツ。
同様に、障がい者に対しても、「くじけないで頑張っていて素晴らしい」というヤツがあるけど、これは、外見上すぐにわかる障がい者であるのと、わかりにくい障がい者であるのとでは、対応が違うので、なんとも後気味悪さが残る。
実際、年齢にも障害にも関係なく、すばらしい人は存在するのだけど。

でも、私もいずれ「いくつになっても、好きなことを学ぶ姿勢を評価します」なんて言われるのだろうな。これがとってもイヤな予感。
それが本当に上手であることを評価してくれるのなら良いけど、「学ぶ姿勢」を評価されるのは、正直嬉しくない。
頑張っても結果に結びつかない経験はいくらでもあったし、そもそも私の職業では、80歳代にしてバリバリ現役の人もいて、こうした人たちも例外なく常に時流に合った知識を身に着けるべく研鑽を続けなくてはならない。
意識がある限り、何かしら勉強しなくてはならない、というのは当然なことである。

何年続けて、難しい曲が歌えるようになっても、基本的な土台は何も上達せず、ただ道楽として割り切るしかない状態で、「何歳になっても学ぶ姿勢」だけは褒められたくないと思うのであった。



羊飼いの王様のカデンツァ

2015-02-22 00:46:00 | 声楽(レッスン)
自主企画コンサートで歌う予定のモーツァルト「羊飼いの王様」の中にある「彼女を愛そう(L'amero saro costante)」では、バイオリンのオブリガードが付く予定。
以前、この曲を本番で歌った時はピアノだけの伴奏だった。

バイオリンのオブリガード付きの楽譜を見てびっくり!なんと、終わり間近にバイオリンと掛け合いになるカデンツァがあり、それが1ページにも渡っている!
これは、びっくりだわ。
でも、このカデンツァって、古典派っぽくないんだけど。
youtubeでも、このカデンツァ通りに歌っているのは、アンナ・モッフォだけだった。

全部やるかどうかわからないけど、とりあえず、毎日練習しなくてはならない。


今日は、F先生のレッスンだった。
コンコーネ25は、19に入った。「コンコーネ15の入りを思わせますね~」って、もしかして、コンコーネ25が終わったら、コンコーネ15に進むつもりなの?
リタの「家も宿も上手くいく」は、レッスンに向かう途中、自分の録音聞きながら楽譜を見ていたら、フレーズの終わりをムダに伸ばしていることに気付いた。よくオペラの団体で注意されていることだったな。
レッスンでは、そこは自分で意識するようになった。
あと、大分全体的につかめるようになってきた感じ。
最後のカデンツァはすべらないように、きちんと音の粒が見えるように歌いたいものだ。


自主企画コンサートの曲目決定

2015-02-16 09:08:00 | 声楽(レッスン)
自主企画コンサートで自分が歌う分の曲目が決まった。

1.R.シュトラウス「万霊節(Allerseelen)」
2.R.シュトラウス「沈まれ、わが心よ(Ruhe, meine Seele)」
3.ドニゼッティ「リタ」より「家も宿も上手くいく(E lindo e civettin)」
4.ヘンデル「ジュリアス・シーザー」より「優しい眼差しよ(V'adoro pupile)」
5.モーツァルト「羊飼いの王様」より「彼女を愛そう(L'amero saro costante)」
6.モーツァルト「フィガロの結婚」より「そよ風の二重唱(Sull'aria)」

それとアンコール曲が1曲。

6.以外は本番で歌ったことがある曲。
こうしてみると、自分が最長歌ったのは20分だったから、記録更新になるか。
(といっても、4.以降はこれは交代しながら歌うんだけど)



自主企画コンサートについて打合せをしました

2015-02-09 00:48:00 | 声楽(レッスン)
今日は、F先生のレッスンだった。
コンコーネ25の19に入った。コンコーネ25って、コロラトゥーラの練習曲みたい。
今年中には、コンコーネ25を修了させるぞ!
でも、単なるソルフェージュとしてではなくて、フレージングや表現力の訓練としてコンコーネ50をやり直したい気持ちもある。
ソルフェージュを軽視する気持ちはないけど、自分で地道に独学を続けられるためのモチベーションが欲しいところ。
ちょっと前のレッスンで、歌曲をもう1曲もってきても良い、と言われたが、今日も曲は「リタ」だけ。
後半のスタッカートが多発してテンションが上がっていくところで、どんどん体の支えが抜けていくようなところがあるから、最初の状態のキープが課題。
特にaccel.しても、体がついていくようにしないと。


レッスン後は、クラシック演奏を趣味としている同業者4人でカフェに集まって打合せをした。
やっぱり、アンサンブルの組み合わせを考えると、もっと参加者が欲しくて他の人にも声をかける、と言っていたが、ソロで各自が演奏できる持ち時間が短くなるし、慌ただしい感じになるし(逆に、下手でもすぐに次の人に代わる、というのが聞き手にとってのメリットなんだが)、どうよって思った。
器楽の人が希望する曲は、ベートーヴェンやシューマンなどを挙げていた。
それにしても、ヴァイオリンはともかく、オーボエのオブリガードがつく声楽曲がないか探したら、殆どがバッハなんだな。
私はバッハだけには手を付けない、と決めているんだが。