るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

いきなり「乾杯の歌」

2012-02-21 23:22:00 | 声楽(レッスン)
今日は、L先生のレッスンだった。
4月上旬の平日夜は、リハーサルに出られないから無理だろう、と思っていたが、なんとか私の出番が遅くなるようにするから、と言われ、さらに「椿姫の乾杯の歌を歌いたがっているテノールがいるから相手をして欲しい」と言われた。

はぁ!?「乾杯の歌」ですか?

イタリアオペラの重唱って歌ったことがない。しかも本番までそう長くはない。
中間部の二人のやりとりの場面は、状況を見てカットするかもしれないけど、と言いながら、初見で「乾杯の歌」のレッスンを受けた。

それにしても、どうなることやら。



鳥カフェと昨日のレッスン

2012-02-19 23:48:00 | 声楽(レッスン)
昨日のレッスンでは、コンコーネ25の3番は上がり。Fへ跳躍する箇所で音程とポジションが外れているような気がして後気味悪かったのだが、「まぁ、いいでしょう」ということで4番に進んでも良い、ということになった。予習していて、4番は、ショパンのワルツを思わせるなぁと、思う。
曲は、ジルダ1曲のみ。1ヶ月後は本番だから、そのくらい集中する。本来2重唱へ続く曲なので、これを単独で歌うとなんとも中途半端な感じがしなくもないが、ロッシーニを思わせるような三連符が、気にいる。

レッスン帰り、自宅の近くで、「ねこカフェ」ならぬ「鳥カフェ」というものが存在するというので、行ってきた。私が飼っていたのと同じコザクラインコが数匹いる所。私が実際行くと、2羽のインコは先客にべったりだったが、そのうちベテランの一羽が私に気づき、指に止まり、私が飼っていたインコと同じく、頬や下の嘴の付け根を撫でると嬉しそうにしてた(サービスかもしれないが)

他のお客は夫婦だったが、そのお客も飼っていたインコに死なれたのだそうだ。



写真をとっていなかったのが残念。


デンマーク・ロイヤル・オペラ「椿姫」

2012-02-15 23:27:00 | オペラ(鑑賞)
新婚旅行から戻ってきた。アイスランドから経由地のコペンハーゲンでデンマーク・ロイヤル・オペラの「椿姫」を観てきた。
コペンハーゲンでは、いくつか王立劇場があるのだけど、パリと同じく、中心地にある伝統的な建築の建物はバレエがメイン、多少不便な所にある斬新な建物はオペラがメインになっている。
オペラ用の劇場への行き方は、水上バスで運河を渡るか、地下鉄で15分くらい歩くかどちらかなのだけど、運河が凍っていて船が動けるようには見えないので、行きは地下鉄にした。途中、「救世主教会」という大きな教会と、クリスチャニアというヒッピーの集落を見かけた。

椿姫は、現代風の演出。私はこのような演出は嫌いではないけど、2幕1場でジュルモンと会っている時のヴィオレッタの服装が、スリップにガウン姿。これじゃあ、いくらなんでも、気に入られないのは目に見えているんじゃないの?3幕では、男物のワイシャツ一枚に靴下でマヌケすぎ。それと最後に、ヴィオレッタが死ぬと、ジュルモンはアルフレッドをせき立てるように連れ去るのだ。なんとも後気味悪さが残った。
ヴィオレッタを歌ってギーゼラ・シュティッレは、コロラトゥーラ・ソプラノだけど、北欧らしくしっかりとした声だと思った。キツめの顔で、一幕では高嶺の花らしさが出ていたけど、後半になるとなるほど惨めさが出ていた(マヌケな服装も一因である)
面白かったのはフローラ役のフランシーヌ・ヴィスの存在感。2幕2場では、ヴィオレッタがいなくなってすっかり自分がナンバーワンになっていて、ダメ男に引っかかって居場所を失って、恋人も地位もなくしたヴィオレッタの不幸を内心面白がっているんじゃないだろうか?という気にさせられた。

3月の本番

2012-02-05 18:33:00 | 声楽(レッスン)
4月上旬のL先生の発表会は平日のため、リハーサルに出ることが困難なので辞退表明した。そしたら、その数週間前にプレコンサートをやるから、その時出たらどうだ?という話が出て、日程を調整してくださるという。曲はヴェルディの「運命の力」の「神よ、平安を与えたまえ(Pace, pace mio dio )」と、R.シュトラウスの「ツェツィーリエ(Cäcilie)」で決まりそうな感じ。後者の曲は、いかにもワーグナーの影響を受けているなぁ、と思うのだが、L先生もレジェロの声質なのに、学生時代よく歌っていたのだそうだ。「あなただったら、ワーグナーもいけると思うわ。もっとも海外へ行けば普通のリリコ・ソプラノになると思うけど」とおっしゃっていた。

その前後にF先生の発表会もあり、これは小曲1曲のみ。マノン・レスコーかジルダの2幕の二重唱の出だしの箇所か、ということで同時並行でレッスンを受けていたが、「やはりジルダにしましょう。出だしがそれほど高くないから」とおっしゃっていた。
う~ん、ジルダって、F先生の思い入れが強いようだけど、あまり好きなキャラではないなぁ、でも、今まで歌ったアリアの役だと、アミーナもミミも好きなキャラではない。


コザクラインコの死んだので、もう年だから・・・と思いながらも、引越しで環境が変わったのだから、もっと気をつけていれば、もっと長生きできたのかもしれない、とか思ったり・・・新しいインコを受け入れようにも、もっと暖かくならないと、運ぶ時難しいと思う。
明後日は新婚旅行でアイスランド→コペンハーゲンの予定。コペンハーゲンでは、「椿姫」を見るつもりなのだけど、どうなることやら。



ジルダのレッスン

2012-02-01 22:48:00 | 声楽(レッスン)
小鳥が死んだ後、F先生のレッスンがあったので、行ったきた。
「愛しい人から遠く離れて(Lungi dal caro bene)」をとりあえず、保留にしておいて、これをやりましょう、とジルダの「いつも日曜日に教会で(tutte le feste al tempio)」の楽譜コピーを渡され、いきなりレッスン。
う~ん、ジルダは、繊細な声の方が似合わないかな~と思いつつも、リズム自体はプッチーニほど難しくはない。ただ、脚本家のピアーヴェの歌詞のつけ方が、非常に読みづらい。
これは、ジルダが、少女から大人の女に変わる瞬間なのだ、と先生は説明してくれ、非常にこの曲に対する思い入れを感じさせてくれた。

マノン・レスコーの「華やかに着飾っても(In quelle trine morbide)」と同時にやって、どちらかを3月の曲の候補にしましょう、ということなのだが、声質が近いのはマノンの方だけど、リズムならヴェルディの方がわかりやすい、ということで、様子見の状態。