るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

はじめてのノルウェー語

2016-01-31 20:48:00 | 声楽(レッスン)
昨日は、今年初めてのL先生のレッスンだった。
その前からメールで、日本歌曲のコンクールに落ちたことは知らせていたが、第一声が、先生が先日のお偉いさんが出るパーティーで歌って名だたる政財界関係者から舞台姿を褒められた、という自慢であった。ちょっと、がっくりだったが、私も先週、仕事で議員さんたちの前でスピーチしたこともあり、「議員さんとの関わり方」について、レクチャーしてくれた。一体、何を習いに来ているのやら(苦笑)。

コンクールの失敗は、「やっぱりアナタは、迫力のあるオペラアリアの方が向いているのよ」というフィードバックだった。次回の同じコンクールに向けての課題解決の方向性については、話し合うところまではいかない感じ。
日本歌曲のコンクールは、年齢制限なし、学歴記入欄なし、アマチュアコンクールよりも参加料が安い、というところが魅力なんだけどねぇ。

さて、年明けで持って行ったのは、「ソルヴェイグの歌」。これは、初めてのノルウェー語。L先生は、ノルウェー語がお読みになれるのである。ノルウェーは、ドイツ語が訛ったような言葉だが、寒い地方の言葉なので、口を大きく開ける必要はなく、子音を無理に立てる必要がない、ということであった。日本でも東北地方では、「あなた」を「な」、「あげる」を「ける」と音が少なくなるでしょ、って言われた。言われてみたら、私の出身地でもそんな話し方する人いたよな、と思ってなるほどと感じたのであった。

もう一つは、大昔に習った「ジョコンダ」を持って行ったが、ソルフェージュ的にかなり忘れていたな。次回は「運命の力」の「神よ、平安を与えたまえ(Pace)」を持ってきてくれ、と言われた。







スコアメーカー

2016-01-29 10:24:00 | 声楽(レッスン)
昨日は、自主企画コンサートのメンバーと合わせをやった。
やっぱり、アマチュアのアンサンブルって、無理があるのかな、って思った。
アンサンブルを率先したやりたがっていたコロのソプラノ同業者は、声が小さいので、楽器6人組みに負けているし。

まず、楽器の特性からして違うので、不公平感のないように考えていくことが難しい。
ヒマそうな管楽器に、忙しそうな弦楽器。
やっぱり、「公平感」ということを考えれば、所要時間をメンバー数で割って、巷の音楽教室の発表会のように、それぞれソロの曲を出す。伴奏が必要な人は、共通で伴奏代を均等割り、というのが一番なような気がする。
あっ、でもオーボエとかビオラは、「独奏曲」そのものが少ないのか・・・

帰りがけ初対面のトランペット氏に、「トランペットと一緒に組める曲、探してみたけど、技巧的なバロックか、聞いていて難しそうな現代音楽か、両極端なんですよね」と話した。「アレンジならやりますから」と言ってくれていた。

とりあえず、両手が塞がっている管弦楽の人に対しては、自分が持ち込んだフルスコアは、きちんとパート譜を作ってあげないとダメということが判明。
ところが、無料のパート譜はミスが多いため、結局は自分で作る必要がある。
「スコアメーカー 体験版」というものをダウンロードしてみたが、認識ミスが多くて、これはこれで大変。
コピーを切り貼りする方が、マシなんでは?っていう結論に至りそうである。


久々のオペラ仲間からの連絡

2016-01-28 14:36:00 | 声楽(レッスン)
業界誌の出版社から、私の記事が載った雑誌が送られてきたが、いざ開いてみるには、躊躇してしまう。
「趣味と仕事のシナジー(相乗効果)」だなんて、超照れくさい。
仕事とシナジーになるような趣味なんて、せめて趣味もセミプロレベルでないと厳しいと思うんだが。
現実に、声楽をやりながら、それとは関係のない本職を持っているが、本職のネットワークやノウハウを集客などに活かす、というハイアマは多いと思う。過去に音大を卒業したかもしれないが、実態は、自分で稼げる術がなく、たまにお小遣い程度のレッスン料やギャラが入る程度で、生活は家族の収入をアテにしながら「プロ」と名乗っている人たちよりは、よっぽどマシではとさえ思う。


「カルメン」で共演したL先生のファンというご婦人から、久しぶりに連絡が来た。
要件は、娘と一緒に行く予定だった某テノール歌手のコンサートで、急に娘に用事が入ったから、一緒にいかないか?ということだったが、私も用事があったので、断った。

だけど、そのご婦人、要件とは関係のない話をダラダラと・・・yellow4

集団の世界でやっていく上では、こういう根回しが必要なんだ~と思いつつ、アマチュアの心構えとしてこんなことをするのが「あるべき姿」なんだろうかって、思ってしまった。
L先生からも、「私がこんなに教えているのに、アナタ、相手を煽てて気に入られるようになるための根回しが上手くないのよ」って言われているのだが。
確かに、外国語のオペラを観に行ったことすらないのに「オペラを歌うって、こんなに楽しいんですね。知りませんでした~」と言ってくれる人が好きなんだろうけど。

以前、自主企画コンサートに来てくれたので、このご婦人には、また来て欲しいとは思いつつ、編成と席数を考えると、演奏者1人あたり4枚しかチケットを勧めることができない。他からも「行くよ」と言われているのに。それでも他のメンバーは、もっと演奏者を増やしたがっている、という事情があって、勘弁してくれ~、な状態である。


今年は歌いたい曲

2016-01-24 19:15:00 | 声楽(レッスン)
日本歌曲のCD審査がダメだったので、次のことを考えないといけない。
初夏にもよく似た日本歌曲のコンクールが近くの市で行われる予定だが、コンクール時期の気温がマイナス何十度で雪が屋根を超えるほど積もる父の出身地のコンクールがダメだったのに、こちらの方が入りやすい、ということは絶対ありえないだろう。

4月に同業者のコンサートは、
・ヘンデル「シピオーネ」より「荒れ狂う海の中にあっても前に」
・チャイコフスキー「憧れを知る者のみが」
・グリーグ「ソルヴェイグの歌」
・ヴェルディ「椿姫」より「過ぎし日よ、さようなら」

を予定しているが、その前に夏のコンクールと同じ主催による春のコンクールに参加すべきか考え中。やるのだったら、ヴェルディの「運命の力」か「ドン・カルロ」のいずれかのアリアを考えているが。

あとやりたい曲は「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・アンナの「おっしゃらないで、私の敬愛する人よ (Non mi dir, bell'idol mio)」を今年中にやってみたいな。








ようやっと風邪が収束?

2016-01-23 21:24:00 | つぶやき
夫に風邪を伝染され、最高40度の熱を出して、解熱剤を貰ったが、それでも咳は直らず。
昨日は、然るべき所の新年会で、議員さん方の前で、スピーチをする必要があり、直前に龍角散を飲んだら、即効で直った。
エライ人たちの前で、話をしなくてはならないのが、大変だった。
途中で、ザワついてきたから、本当に焦った。
後で、「長すぎたよ」と声をかけられたが、来年もまた話さなくてはならない。

さて、音楽の方は、4月の自主企画コンサートで、新しいピアノで来るかもしれない人が、ポピュラー曲1曲で、「飛び入り参加」で希望してきたので、意向を聞かれた。
正規の演奏者として、プログラムに載せること、ポピュラーは、ガーシュインなどクラシックに近いものとすること、を条件として答えた。
「アンサンブルできないとダメ」と言う人もいたが、私は「そりゃ、コロとかアマオケで活動している人にはわからないかも知れないが、伴奏入れて3人以上の編成の曲を探すこと自体が大変なので、やってらんね~。時間の問題なければ独奏曲でもいいじゃん」って、返しておいた。
彼女の言った「アンサンブルができる」の意味は、きちんとメンバーの練習に参加できるのか、という意味だったらしいが。
まぁ、普段雑用でコキ使っておいてオバサンには労いの言葉もなく、どんなに華麗な経歴かわからないが普段の練習に顔を出さないくせに直前だけ「ゲストでござい」と挨拶すらしない人たちだけがチャンスを与えられる場所よりはマシってことか。