るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

7月は歌関連のイベントが多いのです

2019-06-30 18:01:00 | 声楽(レッスン)
7月は歌関係のイベントが盛りだくさん!

13日:ドイツ歌曲の研究会 マーラーとR.シュトラウス
17日:「魔笛」侍女3
23日:L先生の日本歌曲だけの発表会
26~28日:K座ワークショップ

ドイツ&ドイツ&日本&日本と分かれてくれました。






同業者コンサート キックオフ

2019-06-24 14:45:00 | 声楽(レッスン)
9月に同業者コンサートがあるので、まず音出ししてみましょ、その後懇親会しましょってことになった。
ペルゴレージの「スタバトマーテル」とビゼーの「神の子羊」を歌ってみた。

懇親会では、私がやたら難しい選曲ばかりしたがるのを、「チャレンジ精神旺盛」と言われてしまう。
別に基本を磨くのが嫌いなわけではない。ただ選曲の相談をすれば、難しい曲ばかり勧められるだけ。だから私は「好きな曲持ってきて」と言われたら「里の秋」のような童謡もレッスンに持っていくと言った。親身に「身の丈にあった選曲のアドバイス」をしてくれる先生には、なぜか恵まれないのだ、と言っておいた。

去年歌った團伊玖磨の歌曲集「マレー乙女の歌へる」については、今年も3曲歌うってことで。去年は5曲のうち、オーボエさんとフルート氏が分担すれば良いくらいに思っていたが、フルート氏が「全部できます」と言うので、「無理しないで下さいね」と言いながら任せることに。
本番では「音を出せるようになって3年程度の人がここまで吹けるなんて」と周囲が驚いていた。
ご自身の先生からは呆れられてしまったらしい。実は練習のし過ぎで腱鞘炎になってしまったが、病院で指に注射してもらって本番には復帰できていたという話を聞いた。

「マレー乙女の歌へる」は29曲の歌曲、フルート独奏、ピアノ独奏が1曲ずつなので、「1回の演奏会で3曲ずつ歌えば、10年後には全部歌えるようになる」と言っておいた。

それにしても、L先生はよく「優れた歌曲も歌う人がいないと後世に残らない」と言っているが、40年かけて作曲して、無くなる直前に発表されるも、現在楽譜は絶版された歌曲集って、使命感を感じさせてくれる。


魔笛、終わりました!

2019-06-20 12:05:00 | オペラ(出演)
先週日曜日のオペラ団体Bの「魔笛」侍女3が終演した。バリトン同業者や音楽祭でお世話になっているフルートさんに頼まれて参加したが、これまでのオペラでは一番気分良く取り組めたと思う。

以前、日本語で歌ったオペラ団体Aでは、十八番ということもあって、もうダーメというのはギラギラしたオバサンと何十年も決まっているのである。命の恩人であるのに、オバサンの下品ぶりで笑いを取ることを求められるキャラ。蛇に襲われるのを助けるのではなくて、自分が蛇に代わって王子を襲うんだと。

1か月後のオペラ団体Cでは侍女1の腰巾着。確かに侍女1の方が歌う箇所は多いので、リードされなきゃいけないと。ただ、侍女1だけが音大出身者だから、あえてそういう設定にしているような気がして、あまり面白くない。正直、集団凝集性の高い民衆を演じる時の合唱をやっているような気分。

オペラ団体Cもオペラ団体A以上の演出・脚本には拘りを持っているのだけど、オペラ団体Aが悪気はないが好き嫌いの激しいガキ大将とするのであれば、オペラ団体Cはもう少し大人びて斜に構えた雰囲気。しかも3人の侍女に固有名詞の名前までつけられているし。

それに比べて、オペラ団体Bは、「アマチュア団体」を謳っているだけあって音楽やるだけでも精一杯。私も「ダーメはこうでなくてはならない」とは言われず、「黒い服着て槍持ってくれればそれで良い」という感じ。だってあくまでも「侍女1~3」なんだから。「1~3」というのは序列でもなく、管理番号に近い。だからストーリーとは関係のないところで、変に動くことなどは求められない。のびのびと演じることができた。

そこで思うのである。やっぱり歌あってのオペラだなぁと。色々小手先でやろうとしても「ごまかし」にしかならない。「わかりやすく」「表情豊かに」「気持ちを伝えて」なんていうのは、まず歌で心がけるべきだと感じた。


ドイツ歌曲レッスン

2019-06-15 13:07:00 | 声楽(レッスン)
ドイツ歌曲の研究会の設立者から「アナタは基礎がなっていない。見てあげるから家に来なさい」と言われて、レッスンを受けさせていただくことに。

この先生の拘りはとにかく発音。日本語「エ」の母音で、ドイツ語で近いのはäであって、eではない。しかもeもいくつか読み方の種類がある。

rechitig reden

ここで3つ「e」が出て来るが、全部発音記号が違う。

う~ん、今までこんな注意してくれる先生なんていなかった。
考えてみれば、イタリア語の発音だって、4人目のバリトンの先生に指摘されてはじめて気づいたこともあったわけだし。

これって、才能とか感性とか体の作りとか、まして出身大学なんかの問題ではなくて、いかに真摯に学んで向き合うべきかっていう問題じゃないのか。
今までそれに気づいていない指導者についていたってことなのか。

やっぱり、早期に本場で現地作品で評価された歌手につかなくてはダメなのだ、と悟った。

もちろん、アマチュアだからそこまでする必要もない、という意見もあるだろうが、アマチュアだからこそ、こんな当たり前すぎることはやっておかないといけないとも思う。


大切なのは人柄と人脈とは言うけど

2019-06-05 12:54:00 | 声楽(レッスン)
結局、9月の同業者コンサートに参加することになった。

私が歌う曲はこんな感じ
①ペルゴレージ「スターバト・マーテル(Stabat mater)」から 女声二重唱3曲(アルトパート)
②ビゼー「神の子羊(Agnus Dei)」
③團伊玖磨「マレー乙女の歌へる」より最後の3曲
④ヴェルディ「トロヴァトーレ」より 「静かな夜(Tacea la notte)」
⑤マロッテ「主の祈り(Lord's Prayer)」
⑥ブラームス「アルトとヴィオラのための歌曲 Op92」から1曲

ソプラノ同業者の分や他の器楽の人の曲も含めたら、20曲くらい。そのうちピアノが必要なのは15曲くらい。ソプラノ同業者の知人でピアノが弾ける人がいるというから伴奏をお願いすることになったのだけど、その人が、「團伊玖磨はムリ」と言われ、さらには「1回の演奏会で5曲までが限度」と。一体、どんな頼み方したんだよっ!って思った。ただ、仲が良いからって、いうだけで選んだわけ?

どうやら、音大出身でピアノの先生もされているし、アマチュアのミニコンサートの伴奏の経験もある方のようだけど、演奏会の伴奏を全部引き受けられるわけではないっていうことだった。
やっぱり伴奏者を選ぶには、音大卒だからとかピアノの先生の実績があるから、あるいは個人的に親しいからなんて理由ではダメだ、と思う。

とりあえず、そういうことなら私は頼まないので、自分でお金を払って他を探す、と言っておいた。
めぼしい方は何人か考えているので、順番に声をかけるつもりだが、共演するフルート氏もヴィオラ氏もなかなか初対面の男性とは打ち解けようとしなさそうなので、私よりも若い女性にしなくては(自虐)。