るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

ビンゲンのヒルデガルト

2008-07-26 23:18:53 | 声楽(鑑賞)
私が彼女の名をはじめて知ったのは、大学の中世哲学史の授業であった。
古代哲学史~現代哲学史のテキストに載っている、数少ない女性である。
私が通っていたのはカトリック系の大学なので、他大学よりも中世哲学史の授業は詳しくやる、というのもあるけど。

作曲をしていたというのは知っていたけど、彼女の名前がついた女流作曲家専門の楽譜の会社がアメリカにあるということを知った。↓
http://www.hildegard.com/

そこを見ると、多くの女流作曲家の名前が出てきた。有名な作曲家の家族として、フランチェスカ・カッチーニ、クララ・シューマン、ファニー・ヘンゼル・メンデルスゾーン、アルマ・マーラーなどが有名だが、他にもルネサンス~バロックには多くの女流作曲家がいたようなのである。あとは、現代のアメリカにも女流作曲家は多いようである。
オペラを書いているのは、バロック時代か現代アメリカの作曲家が中心みたいで、あまりロマン派の作曲家は書いていないようである。

歌曲を書いている女流作曲家が多いので、何枚かCDをネットで購入することにした。



今日のレッスン

2008-07-26 23:04:02 | 声楽(レッスン)
練習曲として、コンコーネ50の#31を歌った。ヴァリエーションがついており、16分音符の転がる音がずっと繋がっているところがあるのだ。
よく、転がる系の曲は「あなたには苦手でしょう」なんて言われて、避けられてきたことだったのだが、正直「苦手かどうか、やってないのにわかるわけないじゃん」と思っていた。歌う分には嫌いではないが、聞く分としてはどうかな、って感じである。
もう1曲持ってきて、といわれたので、ラフマニノフのヴォカリーズを持ってきた。以前、ピースを買っていた。他の曲の相性などもあるから、なかなか複数曲歌うコンサートには歌えないよな、と思っていたのである。ラフマニノフは他にも歌曲は書いているが、ロシア語読めないし。
秋の内輪で1曲だけのコンサートは「思ったより悪くはない」ということで、リストの愛の夢かどちらかになりそうである。

モーツァルトよりリスト

2008-07-21 13:39:12 | 声楽(レッスン)
9月の内輪だけのコンサートに1曲だけ乗せる曲として、「ラウラへ寄せる夕べの想い」より、リストの「おお愛せよ」の方が、いいってことになった。
この曲はピアノ曲でも有名な最初と最後の主題は良いのだけど、途中から転調すると苦しくなる。

結局、「悪くはないけど、他の曲も持ってきて」と言われてしまった。

弱点を克服するために、じっくりと取り組むのも良いとは思うのだけど、それほど準備期間が長くはない本番のためなら、弱点が出やすい曲はダメなのだろうな、と思った。


久々に歌った

2008-07-07 21:48:46 | 声楽(レッスン)
20分枠の本番から3週間後のレッスンだった。
やはり、間が空くと、思うように声が乗らない感じ。

イタリア古典歌曲Ⅱの「悩む心よ追うがいい(Segui, segui, dolente core)」とモーツァルトの「ラウラに寄せる夕べの想い(Abendempfindung an Laura)」の2曲だった。リストの「おお愛せよ(O lieb)」も持っていったけど、時間不足のため次回ということに。
イタリア古典歌曲の方は、17世紀前半の作曲家なのだが、長調なのか短調なのか分かりにくいところがある。先生曰く、この時代はまだ、「調」というものが確立されていないのではないか?ということだった。

モーツァルトは、後半のソルフェージュが難しいということに気付いた。楽譜を買う前から、シュワルツコップの録音を聞いて、「いい曲だな~」と思ったのだったが。