るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

不思議な曲

2011-04-24 11:50:00 | 声楽(レッスン)
昨日は、L先生の所の内輪だけのミニコンサートだった。音楽喫茶と言うところで歌うのは初めて。といっても、聞きながら飲食できるのではなくて、歌い終わってから料理が出て、懇親会、というスケジュールだった。
他の方のを聞いて、今までついた先生の発表会の中では、上手な方が多く、かなりの大曲に挑戦されている方も多かった。メゾ・テノール・バリトンの方も揃っているので、「いずれ、大きい演奏会もやります!重唱も考えています」とおっしゃっていて、それは楽しみだと思った。
私が歌ったのは、どぉしても歌いたくてもなかなか歌える機会がなかったヴォルフの「隠棲(Verborgenheit)」と、マノン・レスコーの「独り捨てられて(Sola,perduta abbandonata)」だった。
マノン・レスコーのアリアは不思議なことに、本番の後半になると、片頭痛がするのである。しかも、レッスン中は全然そんなことないのに。これは前の先生の時に数年前に歌ったときもそうだった。その時は、狭いホールの強すぎる照明や写真のフラッシュのせいかとも思ったのだが・・・どこか、緊張しながら変なところに力を入れているためなのは確定した。
吐き気もしてきたので、せっかくの懇親会の料理が・・・horori。しかも初対面の方の集まりだというのに・・・nose4


震災とメディアと

2011-04-18 23:18:00 | つぶやき
おそろしい思いをした後、メディアからはもっと恐ろしい映像を見せられ、落ち着いたと思えば、取り残された可哀そうな家畜やペットの映像が出てくる。
そうかと思えば、「一体、いつの時代だよ!?」と思うような日本の自画自賛のキャッチフレーズや、無神経な「頑張れ」なんて言葉などが入ってくるかと思えば、政治に対する不満も相変わらずである。
政治を非難するが、それを選んだのは、アナタ方でしょうが、と思うも、どうやら政策や方針よりも、日頃のうっぷんを晴らさせてくれるような、スカっとさせてくれるパフォーマンスや発言による人気で選んでいるだけのことである。決して、民主主義は素晴らしい思想なのではない。

節電で、夜の外は暗くなったが、「今まで、ムダな電気が多かったんだ。こんなに節約しても、人間やっていけるんだ」と思いつつも、オフィス街のある駅前なのに電灯さえない通りはやはり気味悪いとも思ったりもする。
それにしても、災害時のための自販機を開発したメーカーもあるというのに、悪者扱いされるとはご愁傷様だと思う。

週続きの演奏会

2011-04-17 22:13:00 | 声楽(レッスン)
昨日は、ピアニストの自宅の一部にあるホールで、1曲公開レッスン、その曲にさらに1曲を加えての演奏会だった。今回は、マノン・レスコーの「柔らかいレースの中で(In qulee trine morbide)」とスカルラッティの「あなたが私の死の栄光を(Se tu della mia morte)」だった。
そのホールを訪ねたのは久しぶりだった。他の受講者は皆ピアノを勉強している人で、私もその様子を見ていた。その様子を見て、また実家に置いてあるアップライトピアノを引きとって、習えたらいいな、なんて思いつつ、声楽以上に練習時間を長くとることが求められているし、ピアノがおけるような住環境でもない。気長にそういう環境ができたら、と思うことにした。

今日は、L先生のレッスンの日だった。今度の土曜日は、内輪だけのコンサートを音楽喫茶で開くことになっている。その時の曲は、もう一方のマノン・レスコーの「独り捨てられて(Sola, perduta abbandonata)」と、ヴォルフの「隠棲(Verborgenheit)」
L先生の発表会に参加するのは始めてだけど、プログラムを作ってくれるのなら、参加費安くしてあげる、というので、引き受けた(笑)

他の方の曲目を見て、結構大曲が多いな~、と思ったのだった。


あのオペラ団体が活動していたなんて!

2011-04-12 23:00:00 | オペラ(鑑賞)
私が声楽を始める前から知っている、自宅の近くを拠点としているアマチュア中心のオペラの団体があった。

何度か私は公演を観に行って、歌のレベルは合唱・ソリスト共に次第に上がってきていると思ったのだった。
その合唱団員の中からオーディションでソリストを選んでいるようだったので、声楽を習い始めた頃は、「もっと上手くなったら、参加したい」と思っていた。
が、2,3年くらい前以来、休止してしまったのか、HPを観ても、開かない。

他にもアマチュア・オペラの団体を探してみたが、HPはあっても、全然更新されていないとか、リンク集にはあっても既に消えているとか・・・

色々な団体があるけれども、

①アマチュアでもソロのチャンスはくれる
②原語での公演が中心
③稽古場の交通の便が良い(特に平日夜)
④チケットノルマや参加費の負担が重くない
⑤オケでの公演もあり
⑥稽古にかける期間が適切

まぁ、こんな条件が全く揃ったような団体はまずありえない。
必須なのは、①と③。
①に関しては、競争率の違いからか、ソプラノは全員プロ、男声は全員アマチュアという団体も珍しくはない。
そのうち、妥協できるのは⑤。鍵盤楽器でも重唱や演劇的な要素は学べるわけだから。
④は「チケットノルマはありません!」と言っても、現代風演出で衣装は手持ちにしても、大道具の費用や会場費を参加者数で割ることを考えれば、かえって不透明な感じに。
⑥は、短期集中だと、病気や仕事等で重唱のメンバーが揃わず稽古ができないリスクが高くなる。といっても、あまりにも長すぎると、拘束期間が長くなってしまうのがつらいかも。
②は、「視覚障害者のような字幕が見えない人でも楽しめるようにした」と言うくらいのポリシーを感じさせるのならOKだけど、ただ日本語にすれば、聞き手にも歌い手にもわかりやすくなるだろう、というのは安直すぎる(邦人作品は別)。本当は、日本語訳で歌うことは、不自然ではない韻で聞きとりやすく、かつきれいに響かせる、という点で、原語で歌う以上に大変なはずである。

そんなわけで、その「幻の団体」は、④⑥のことは不明なのだけど、それ以外の条件はクリアしていた。
タイミング悪く休止してしまったのか、とがっかりなのだけど、近々、オペラじゃないけど、合唱のコンサートをやるそうである。

インターネットの楽譜屋

2011-04-10 23:51:00 | 声楽(レッスン)
円高ということもあり、国内の楽器店などにおいてある輸入楽譜を購入するよりも、アメリカからインターネットで購入する方がずっと安い。
インターネットのような通信販売の良い所は、慎重に考える時間があるので、衝動買いが少ないこと。
デメリットは、購入した後でないと、楽譜のミスがわからなかったり、音域が確認できないこと。国内の店舗で実物を確認した後、ネットで購入する、という方法もある。

声楽の先生のタイプは「今度はこれを持ってきて」と課題曲を与える方と、「好きなの持ってきて」というタイプに分かれると思うが、F先生は前者のタイプで、L先生は後者のタイプだと思う。
それぞれメリットがあって、前者は、先生もご存じの曲だから安心感はあるし、自分のレベルや声質、当面の課題とかけ離れた曲は少ないと思う。後者は、前もって自分で予習できる時間を十分に取れるし、「自分が思い入れを持って選んだ曲」と思えば、レッスンや本番でどんな状態でも、それなりに納得できるだろう。

おそらく、F先生の所では、夏まで今の曲が続くのだろうし、次も以前かじったことがあるもう一方のミミ、それからワリー、という様子だった。
で、まだ私はワリーの楽譜は持っていないので、ピースでアメリカから購入しようと思っているのだけど、それだけでは送料が高いので、他に何にしようかな♪って考え中。いずれにせよ、夏までゆっくり考えて決めればいいのだけど、円高なうちに、決めた方が良いに越したことはない。
今後は、オペラのヴォーカルスコアも揃えたいとは思っているけど、その団体によって指定される楽譜の出版社が異なることがあって参加が決まってから稽古に入るまでの時間的猶予がない場合もあるようだから、それは割高でも店舗で購入した方が良いのかも。