るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

集中と選択

2010-03-31 01:05:00 | 声楽(レッスン)
今回のベッリーニ歌曲こそ違ったけれど、最近、今までの先生からは「何でもいいから持ってきて」「この曲知らない」ということが多くなってきていた。
が、マノン・レスコーもやればロジーナもやった高音の苦手なソプラノの私が一体、何が向いているのかわからない、という悩みがあった。
先生曰く、「何でもダメモトで、持ってきてもいいんだし」とおっしゃていたが、時間もチャンスも力量も限りがある一アマチュアの私なりに、今後のことを考えてみた。
そもそも、声楽を始めたきっかけはオペラが好きということだった。
今まで特にイタリア物に強い思い入れがったというわけでもないのだが、日本人がオペラ・アリアを歌いたい、ということなら、イタリア物から入る、ということになってしまうようではある。


というわけで、いろいろな声楽のジャンルに関して思うことは、
イタリア古典歌曲:声楽を習い続けている限り、ずっと関わり続けると思う。
イタリア近代歌曲:なるべくトスティや民謡風カンツォーネはやりたくないな。
日本歌曲:レパートリーにあってもいいとは思うけど、日本語のオペラ・アリア集の楽譜がないので、あまりモチベが上がらないかも。
ドイツ歌曲:大学で、ドイツ語を勉強したということもあって、ドイツ物のレパートリーも増やしたいという気持ちはあるが、ドイツ・オペラのアリアを歌う人というのは、日本人では珍しいことのようである。
フランス歌曲:フランス語読めないし。手を伸ばしたら更に収拾のつかないことになりそう。
ロシア歌曲:ロシア音楽好きだけど、今後ロシア語読める先生に出会えたら・・・
オペラ・アリア:よく「スピントよりのリリコ」と言われるから、ヴェルディあたりが最終目標になる?
バッハ:難しそうだし、これも収拾がつかなさそう
オペレッタ・アリア:あまり好みじゃない。

という感じだが、「あなたには、これが向くから」と言われたら、方向性も変わるかもしれない。

Piacer d'amor

2010-03-31 00:57:00 | 声楽(レッスン)
新しい先生では、ベッリーニの「喜ばせて下さい(Ma rendi pur contento)」とイタリア古典歌曲の「愛の喜びは(Piacer d'amor)」をレッスンしている。

「愛の喜びは(Piacer d'amor)」は、ちょっとキーが高めのBバージョンで歌っているが、今までの先生だったら、おそらくAバージョンを勧めたと思う。大の苦手な高い音がつづくようなフレーズが、上手く克服できるような予感。

「喜ばせて下さい(Ma rendi pur contento)」は、今までの先生でも習っているが、全然、アプローチの仕方が違う。意図的に変えているわけでないのに、音響というのもあるのかも知れないが、自分の声までも違っているように思える。
今までの先生の場合だと、何か指摘する点があれば、細かいフレーズで止めてその都度注意していたのだが、新しい先生の場合、一旦全部通してから、ポイントを指摘してくれる。おそらく直すべき所の優先順位を選んでいるのだろう。その場で注意してくれた方もわかりやすいこともあると思うので、どちらを批判するつもりもない。



ベッリーニで統一

2010-03-31 00:39:00 | 声楽(レッスン)
GWの最中、10分枠の一般公募コンサートがあるのだが、ベッリーニ歌曲をやっている最中ということもあり、以前に歌った夢遊病の女の「ああ、信じられない(Ah,non credea mirart)」を持っていった。・・・といっても、後半のバリバリコロのところはナシ。
大分前に歌った曲だったが、それからずっとレッスンを続けているからって、上手くなった、という感触もなく・・・
もう一曲は、今のベッリーニ歌曲のうちから選ぶことになるとは思う。


テューダーズ

2010-03-21 14:30:00 | ノンジャンル
youtubeを見るようになってから、新しくはまりだしたのは、「テューダーズ(The Tuders)」である。
ドニゼッティの「アンナ・ボレーナ」でおなじみ、エリザベス1世が生まれる前の時代から、ヘンリー八世が死ぬまでののイギリス王室の愛と権力のドロドロしたドラマ。
醜く意地悪なイメージが強い王女メアリ(メアリー1世)は、性格はきつそうな顔はしているけど結構美少女系で、家族思いなところがあって、意外にエリザベスを可愛がっているし。
「アンナ・ボレーナ」でも思ったけど、一見楚々とした雰囲気の3番目の王妃は、自分のせいで、処刑される人がいるのを何とも感じないわけ?親族の後押しもあっただろうが、すぐに死んでしまうせいか、余計何考えているかわからん。
バカな小娘のイメージが強い5番目の王妃は、彼女なりにドロドロした宮廷の雰囲気を明るくさせようと努めているようで、従来の人物像とはまた違った登場人物が出てきそう。

というわけで、ヘンリー八世には6人の妻と3人の子供(私生児はもっといたようだが)がいて、周囲にはドロドロとした派閥争いなどがあって、首がピョンピョン飛んだりしているのだが、それぞれ個性的に生きている。

中学から社会人になるまで、英語を勉強していたが、今の私の会社は海外との取引はないし、外資系の転職もありえない、ということで最近はその必要性を感じず、離れていた。
結構長いドラマでまだ連載中のようだけど、ドルが安いうちにDVD全巻が売られるようになったら、字幕がついてなくても欲しいと思った。


youtubeにはまってます

2010-03-21 14:05:00 | 声楽(鑑賞)
自宅のネット環境を、早くできるようにしたため、動画もスムーズに見られるようになった。
そこで、youtubeを見ると、色々な人の歌が聞けることに気づいた。
往年の名歌手から、「よくこんなの出せたな」と思うようなレベルまで。
国もレベルもバラバラで、なかなかCDにない曲も聴ける。
イタリア歌曲は、日本では声楽を学ぶ人なら誰でもやるが、なかなか音源が出回っていない。
音源に頼らずに取り組むことも大切だが、他人の演奏も聞いて、参考にしたり、反面教師にするのもアリだと思う。