るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

なぜ「幸せ」は女性だけの言葉なのか

2021-01-22 18:11:00 | つぶやき
常日頃から、私がどうしても納得いかない言葉がある。
それは「幸せ」という言葉。
なぜか、女性向のものにこの言葉は多くみられる。
男性の場合、「実現」「達成」なんて言葉の方が多いのではないかな。

本業がらみの人が「バリバリ働くのと、無理なくそこそこで働くのと女性はどちらが幸せか」という話題をしていたのだが、そもそも「バリバリ働くのと、無理なくそこそこで働くのと男性はどちらが幸せか」といった議論が出ないこと自体、おかしいではないか、と指摘してやった。そうしたらその人は「幸せとは男性は考えてはいけないものです」と返答した。

本来「幸せ」という言葉は、性別など関係なく、全ての人間が求めるものではないかと考えていたのだが、「男の子は水色、女の子はピンク」なんていうように、女性だけの単語になっているように思える。
(私のとらえ方がひねているというのなら、検索エンジンで「女性 幸せ」「男性 幸せ」の検索結果を比較してみれば良いだろう)

そして、伝記の本に載っている人物で、この「幸せ」という言葉が似つかわしい人は男女関係なく少ない。
では、そうでない人間は、どうしていったのかといえば、不遇の環境に負けず、自分の人生と社会を切り開いていったのである。

つまり「幸せ」という価値観を持つには「今の境遇に満足できること」が大切なのであり、逆に現在の社会や自分の境遇に対して疑問を持って切り開いていく人生とは相反するものである。

もっとも「幸せ」を感じるということも能力の一つであると思う。ただ、私にとっては、これが人生の目的ということにはしたくないものだと思う。


今年の演奏の計画

2021-01-19 08:36:00 | 声楽(レッスン)
コロナ前は最大で年20回ほどの本番があったのだが(合唱含めて)、今年は未定。
いくつかコンクールに出たいとは思っているけど・・・。
バリトンの先生や六大卒のソプラノの先生の音楽教室では年4回発表会を開いているのだが、今後どうなるかは不明。

六大卒のソプラノの先生は、何か国語も歌えるので、フランス語やドイツ語の歌のレッスンをお願いしたかったのだが、フォーレの「リディア」を見ていただいた後は、レスピーギの「ストルネッロを歌う女(Stornellatrice)」を勧めてきた。やっぱりイタリア系やらせたいのですか・・・1ページだけの歌なのに結構難しい。でもこの先生は、結構マニアックな歌曲をご存知な様子。「先生の選曲、楽しみですね~」と言っておいた。

一方でバリトンの先生は他の言語をやる必要があるなら他の先生にという方で、イタリアオペラしか教えられない。ただ、この先生からイタリア系を習わないのはむしろ勿体ないという気もする。

これまで自分に役をくれていた団体も今年に再開できる見通しは低いだろう。
そんな中、演奏者もお客様も少ないこじんまりとした演奏会を年内に開ければ良いなと考えている。(さすがに今の状況ではできないので、日程は様子見だが)
私がやりたいのはピアノ+フルート+歌の團伊玖磨の「マレー乙女の歌へる」のハイライト。全曲で31曲ある歌曲集のうち、約半分を歌う予定。フルート氏には楽譜を送付済。
緊急事態宣言が終わったら、フルート氏と一回譜読みをする予定。


新しい年と誕生日

2021-01-10 11:17:00 | つぶやき
私の誕生日は正月と成人式に挟まれているので、まとめて祝られてしまうことが多いのがちょっと残念。
去年はコロナや父、よく参加していた一般公募コンサートの主催者の訃報を聞かされた中、私はやっぱり仕事に幸せを感じるのだな、と思ったり。またやりたいことが色々頭に浮かんでしまったり、という日々。

昨日はマインドマップ(放射線状にカラフルな図を描いて物事や思考を整理する手法)の講座を受けました。講師は同じ大学出身で、某ミュージカル団体に就職して、その後シャンソン歌手もやっていたことがあるのに、今は同業者というのに驚いた。もう少し詳しく学んでみたいところ。

音楽については、ユーチューバーのバイオリンの先生の言う通り、毎日練習できない限り上達しないというのは確かだと思う。かといって、趣味だからと割り切って考えることも性格的に無理なのだから、それが無理なうちは続けないほうが良いと思った。
ただ、その「続ける」というのは無理のない範囲でと思うので、帰りが遅くなって音が出せない時はディクションとか、最悪外国語の歌詞の単語を調べるとか、そういうことでもして様子を見ようかなと思う。

もし歌を辞めることになっても、残るものは「無」にしたいとは思わないので、今更仕事に役立つわけでもないのはわかっていても、語学の勉強は続ける。