るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

仕事で音楽教室・・・

2014-11-29 00:33:00 | つぶやき
仕事で音楽教室と飲食店を兼ねている店舗と関わることになった。
音楽教室は、ピアノを教えているが、オーナー=講師ではない。
  
ただ、少子化の影響で、音楽教室の生徒数が減ってきた、ということだった。
私は「子供の頃、ピアノを習っている」と話したが、声楽を10年やっていることはヒミツ。だって、相手の商売のための仕事なのに「自分の趣味押し付けている」と思われるのも困るから、その辺は当面、隠すことに。

だが、ヤマハの統計によると、音楽教室に通う子供の数は減少しているが、一方で団塊の世代は増えているらしい。だから団塊の世代を取り込むようにしたら良いのでは?ということを話したが、安直にそうする気持ちにはなれないようだった。
(もっともこの調査は「音楽教室全体」の統計なので、クラシック用の楽器以外のものが増えている、という可能性も否定できないのだけど)

その理由というのは、

①子供の方が可能性が大きい
②大人向けレッスンは最初から簡単にしてしまいがち。

特に器楽は、声楽以上に①は顕著だろう。
そして、②の具体的なことは、大人の生徒に責任を持たなくても済む先生の姿勢、というだけではなくて、最初からハ長調に移調されていてで黒鍵を弾かずに済む有名なピアノ曲の楽譜を使ったりする教室があるのだそうな。
そして、「あの憧れの曲がホラ簡単に弾ける」という感じだけだが、それだけに飽きられるのも早いということであった。


そして、オーナー曰く、商売としては本当はこういうことも取り入れないといけないのはわかっているんだけど、どこかジレンマを感じる、と言っていたのだった。



今日のレッスン

2014-11-22 15:57:00 | 声楽(レッスン)
10月は仕事と「魔笛」侍女3で、忙しいため、F先生のレッスンを休んでいた。
先週復帰して、2回目のレッスンだった。

コンコーネ25の17は階名で歌い、上がり。
次は18。他と比べたら16,32音符は少なそうで、ちょっと安心。

曲はドニゼッティ「リタ」の「家も宿も上手くいく」を通した。
いくつかに分ければ、問題がなくても、通すと後半が疲れてくるから、休みを活かして、きちんとポジションを入れ直しておくことが大切なのかな、と思った。

結構、長い曲。
コロラトゥーラじゃないけど、「カヴァティーナ・カバレッタ」の歌、歌えるようになるのが目標の1つだから、カデンツァ系の曲を蔑ろにするつもりはないのだけどね。


またL先生のレッスン

2014-11-12 19:46:00 | 声楽(レッスン)
F先生のレッスンをもう辞めようか悩んでいた時で、11月は迷っていた、ということもあり、今月はL先生のレッスンを普段は2回のところ、3回も予約を入れてしまった。
6月に大きなホールで発表会をやりたいと思っているけど、ホールの大きさに見合った集客を狙うのなら、他の先生と組むとか、指導している合唱団も呼ぶか、あるいはプロのテノール歌手を呼んでデュエットさせるか・・・など、色々考えているようだ。
なぜわざわざ「大きなホール」なのか、といえば、大きいホールで歌うことも勉強の1つである、ということだった。
そして、必ずどの生徒も一回は重唱を1曲は入れること、ということも考えている、ということだった

曲は前回と同じで、トレッリの「あなたは知っている(Tu lo sai)」、ブラームスの「教会墓地にて(Auf dem Kirchehofe)」、「パリアッチ」の「鳥の歌(Stridono lassu)」にした。
「あなたは知っている(Tu lo sai)」は、薄く細く響かせるようなイメージで歌うようにと言われた。声の響きの場所を変えないということなのだろうか?
もう「鳥の歌」は、暗譜しても良いと言われた。F先生の時も含めればもう2年もやっているが、F先生は殆どリズム・ソルフェージュ的な間違いの指摘をしないので、特にレチタティーヴォで正しいやり方を覚えなおすのが大変だった。

次回も「鳥の歌」をやるとして、今のうちから音取りぐらいした方が良いようなアリアはないでしょうか?と聞いたら、「タンホイザー」のエリザベートの「高貴な殿堂よ(Dich, tuere Halle)」を挙げられた。


久しぶりのL先生のレッスン

2014-11-08 15:50:00 | 声楽(レッスン)
昨日は、L先生のレッスンだった。
「魔笛」のために、10月はL先生もF先生もレッスンは休んでいた。

L先生の所では、前回「憧れを知る者のみが(Nur wie die sehensucht kennt)」が修了し、「次に何か持ってきて」と言われていた状態だったので、ブラームスの「教会墓地にて(Auf dem Kirchhofe)」とトレッリの「あなたは知っている(Tu lo sai)」をそれぞれ持って行った。
選曲の理由は、ドイツリートについては、まだブラームスは2曲しかやっていなくて、とても中途半端な感じがしていたので。短いけどドラマチックな曲をやってみたい、ということもあった。
「あなたは知っている(Tu lo sai)」については、久しぶりのイタリア古典歌曲で、まだ一度もやっていないままの状態であった。L先生にイタリア古典歌曲を習うのも初めて。他にも何曲か全音の「イタリア歌曲集1」でやっていない曲はあったけど、ドイツリートが短調だから、こちらは長調にしようと思った。
やっぱり定期的にイタリア古典歌曲をやらないと、本当に自分は上達しているのだろうか、って不安になる。ただ難しい曲を許してもらえるようになっても・・・と思う。
でも、改めて歌うとやっぱり難しいと感じる所もあった。

アリアは、「道化師」の「鳥の歌(Stridono lassu)」だけど、久しぶりに歌ったけど、「時間かけただけのことはある」と言われた。確かにこの曲、F先生のところでもやっていて、習い始めてから2年かかっているものね。
でも、元々難しい曲だから、なかなか飽きない。
浮気は全く肯定できるものではないのだが、抑圧されていた環境で生きている女性の願望に共感するものを感じるのであった。

グリークラブの演奏会

2014-11-02 22:38:00 | 声楽(鑑賞)
先日、仕事の関係の人で、大学時代グリークラブに入っていて、そのOB合唱団で活動している、という方から、招待券をいただいたので、行ってきた。
もちろん、私もお礼として「魔笛」のチケットを差し上げた。公演終了後、お会いしなかったので、「都合が悪くて来られなかったのかも」と思ったけど、この演奏会の終了後、「前2列目から観てましたよ」とおっしゃってくれた。

男声合唱って、私にとっては、馴染みが少ない。大抵、どこの混声合唱団も男声が人手不足、というイメージだし。だからとても珍しいのだけど、「学生王子」を数曲歌っていた。
この作品は、ドイツに留学した王子が、地元の娘と恋に落ちるが、帰国して王位に就いて身分相応の女性と結婚する必要があって、改めて最後の別れとして会いに行く、という話。
あらすじを知って、悲しい話だけど、あまり湿っぽい感じがしないのが、かえってね・・・という感じがした。
結構、男声合唱団では、演奏されることが多い作品ということは、新しい発見であった。
平均年齢64歳というけど、これはアマチュア合唱団の中では若返っている傾向らしい。設立10年にして、団員数が3倍近く増えたのはスゴイと思った。

それにしても、「団員紹介」として学生時代の個人の写真と、現在のパート別の集合写真が載ってあったが、誰が誰なのか殆どわからなかった。