るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

今年と来年の抱負~歌編

2017-12-30 20:26:00 | 声楽(レッスン)
今年もあと1日。
大先生が寝ないで私たちが書いた原稿の仕上げをしているというのに、私はシュレッダー作業が楽しくて病みつきになって、パソコンに向かえず・・・というか、夫が会社を休むと掃除でバタバタうるさいから、こういうことしかできない(笑)。
 
今年の抱負の振り返り
①良い先生を探す努力を怠らない。来年4月の本番が終わったら動く。
△ 「先生を変える」というところまではいかなかったが、オーストリアで活躍している宮廷歌手&コレペティのマスタークラスは本当に有効だった。単なる留学経験ではなくて、現地作品でプロとして活動して認められているか、ということが非常に意味のあることだと感じた。
②お金にならなく、かつ楽しくもなく、何にもつながらないことは、今後誘われても断る
△ こんなことが増えた。「メサイヤ」「魔笛」を断れたのは進歩。
  「何にもつながらない」ということは、嫌々ながらやったことが、本業の案件に繋がったこともあるので、どういう展開になるのかわからないということを悟った。
③連続演奏時間30分以上の本番を作る
○ 地域の音楽祭で叶った。
④パッサージョの音程に気を付ける
⑤息の安定したコントロール
△ これはずっとですね。バリトンの先生の指導のおかげで大分良くなってきたとは思いますが。
⑥めげずにコンクール・オーディションは受ける
○ ヴィオレッタ3幕に選ばれたのは、自分でも驚いた。
  
来年の抱負
①その本番で自分は何を得るのか考えてから引き受ける。
②本番は合唱を含めて15回以内に抑える(内5回は確定)。
③本番の曲は新曲40曲以内(内26曲は確定)、既存の曲は延べ60曲以内に抑える。
④ヴェーゼンドンク全曲を歌う!
⑤「自然なヴィブラート」を出す。
⑥どんどん苦手になってきているが、きちんと暗譜する。
⑦いい加減、歌用プロフィール写真を撮る





歌納め

2017-12-29 08:55:00 | 声楽(レッスン)
今日は歌納めであった。
地域の音楽祭で知り合ったメゾソプラノ歌手の紹介で、オーストリアの音楽大学でコレペティをやっている方のレッスンを1時間受けた。「ヴェーゼンドンク歌曲集」から3曲。

僻み、マンネリ、基礎力軽視、セクハラ、エイハラ諸々でうんざりしていたオペラ(全幕合唱・アリア・アンサンブル)の後だったので、本当にドイツ・リートって素敵だな~って改めて思った。
オペラよりも歌曲の方が長く付き合えそうな気がする。

レッスンは、その国の言語を中心に使っている人に習うことが大切だと思った。
海外を拠点として活動している方は、日本のプロの業界事情に詳しくないので、変なしがらみとか先入観もなく指導してくれるのが良いと思った。

私のレッスンの後は、そのメゾソプラノ歌手の弟子というアマチュアテノールの方のレッスンだったので、聴講させていただいた。まだ十分に譜読みしていないのでは?と感じたが、発音指導はそのメゾソプラノ歌手がしっかりされている様子だった。
自分以外でワーグナー歌うアマチュアに会うのって初めてなんですけど・・・
曲は『リエンツィ』と『マイスタージンガー』ワルターのアリア。ドイツ語で対訳はなかったけど、素晴らしい歌詞であることがわかり、涙腺が緩みそうになった。ヘルデンテノールのアリアをじっくりと聞くのは久しぶりだったが、稚拙な歌唱を下品な演技で誤魔化そうとするアマチュアオペラによくいる連中は寄り付かなさそうな歌詞で、改めてワーグナーは素晴らしいと感じた。

レッスン後、メゾソプラノ歌手、指導者のコレペティ、アマチュアテノール氏の4人で食事をした。
アマチュアテノール氏は「ヴェーゼンドンク歌う方がいると聞いて、私もワグネリアンとしてワーグナーの曲持ってきたのですよ。いつかワーグナーのデュエット、やりたいですね」と言った。
内心、「またアンサンブルかよ」と思ったが、よく考えてみると「ワーグナープログラム」で、ヴェーゼンドンク全曲歌わせてもらうのなら、悪くない話かも、と思った。


エピソードはアピールするべきか

2017-12-28 14:15:00 | 声楽(レッスン)
先日、L先生の今年最後のレッスンだった。
久しぶりの全幕キャストになった話で、先生は「稽古場には、きちんとおしゃれして出かけるべき。ファッションセンスの悪い人は歌のセンスも悪い」とおっしゃった。
先生に言わせると、女磨きも、ソプラノ歌手の仕事のうちの一つなのであると。

そこで、私は「それでは、ピアニストのH女史は何なのか?」と質問した。その答えは「彼女は決して、演奏の質を評価されて有名になったのではない。作曲者のS氏と同じく、『障害を乗り越えて』というエピソードで売れたのである。」という答えであった。

病歴とか不幸な経験とかをプロフィールに盛り込めば、周囲は大事にしてくれる、という話は、身近にもあるが、そもそも本当に演奏そのものが素晴らしければ、そんな不幸自慢を出さなくても良いのだろう。
自分の不幸体験を語った上で、「歌に生きがいを見出しました」と語る連中は、周囲に何の共感を求めようとしているのか。


分裂の何が悪いの?

2017-12-26 17:46:00 | つぶやき
最近、アマチュアの合唱をしている人と飲む機会があった。
そこで、合唱団の課題としては「団員が集まらない」「団員が分裂する」という話を聞いた。

「団員が集まらない」については、チームワークを必要とされるよりも、他人と変わったことをすることで評価される世の中だから、つまらなく見えてしまうのは仕方ないのではないかな。仕事や家庭との両立、という問題を挙げる人もいるが、それは他の趣味にも言えることだし。楽器店の努力もあるのか、アマオケは、生産年齢の間でも活発だけど、合唱は本当に高齢者中心である。
「団員が分裂する」も、プロなら師弟関係とか業界事情等で上下関係がはっきりしているし、あくまでもビジネスなので我慢もするだろうけど、本来アマチュアは自分自身が楽しいというだけで活動するものであるので、無理に我慢するのであったら、多いに分裂すべきだと思う。小編成でも好きな曲を演奏する方が、誰にとっても幸せだよ。オペラデビューした頃の合唱メンバーは今はバラバラになっているが、それぞれに合ったやり方で、歌の活動の場を見つけ出すことができて本当に良かったなって思う。かつての仲間を祝福してあげたいくらい。

ただ、この「団員不足」「団員分裂」で困ることといえば、「団費収入がない」「大規模な曲が演奏できない」ということだろう。
けど、イヤイヤ大勢の人からわずかな団費を取るくらいなら、少人数の人から納得させたやり方でそれなりの金額の団費を集めれば良い。例えば、20人から5,000円取るくらいなら、10人から10,000円取った方が良い。その代わり、団員が10,000円払うだけの価値のあるものにする。
「大規模な曲が演奏できない」であれば、提携かトラを呼ぶかだね
・・・いや、頭数揃えたいだけなのならAIにでも頼めば良いのかも。



来年の本番予定

2017-12-23 22:45:00 | 声楽(レッスン)
前回ブログで「来年は、せめて15回くらいに減らしたい。特に9回もあった合唱は半分くらいに減らしたい。」「これも来年は新曲40、既存の曲60くらいにしたい。」と言っておいて、現時点で決まっているのは、どうかと確認。
  
①4/17  オペラ団体C:ジプシー男爵 全幕 ミラベラ 新8
②6/24  オペラ団体B:ドン・ジョヴァンニ 2幕 ドンナ・エルヴィラ 新8
③7/16  L先生リサイタル(?)バックコーラス 新5?
④7/22  オペラ団体B:オーディション 新1
⑤7/29  同業者結成グループ:定期演奏会  新4
  
既に、新しい曲を40以内に収めたいといいつつ、既に26曲は決まっている。
オペラ団体Aは、年数回公演があるので声がかかるかもしれないけど、何度も本番をやった作品の合唱だろうし。
11月の地域の音楽祭については、他のグループの応募状況次第で回数と曲数が決まってしまう。
  
あとやりたいのは、ヴェーゼンドンク歌曲集全曲と信時潔「沙羅」、木下牧子「六つの浪漫」、中田喜直「六つの子供の歌」のいずれか。これで、新曲は7曲。既存曲4曲。
自主企画コンサートは、連作歌曲集をやりたいので、一緒に組む人は、器楽でも声楽でもどちらでも良いが、アンサンブル願望の無い人を探す。

地域の音楽祭で知り合ったメゾソプラノ歌手が、正月にドイツから日本に帰国するというコレペティのレッスンに誘ってくれた。このメゾソプラノ歌手の専門はドイツ・リートということだったので、ある程度のレパートリーがありそうなお弟子さんとか紹介してもらえたら良いな・・・なんて思ったりしている。