るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

Dormi, bella

2008-01-27 22:23:23 | 声楽(レッスン)
イタリア古典歌曲Ⅱの「眠っているのか、美しい人よ(Dormi, bella)」は、練習するとするほど面白みのある曲だと思う。A-B-B-Aの形式で進むが、Bの箇所は心が弾むようなVivaceの後、Largoで短く"ahi barbar o amor(ああ、むごい愛よ)"とがっかりするような嘆きの対比が良い。
アガーテは、まだまだ前途多難。"ewig"って、私は「エーヴィッヒ」と読むと思うんだけど、「イーヴィッヒ」って直されてしまう。ドイツ語でも地方によって読み方に違いがあるだろうし、まして歌としてのドイツ語なら素直に聞くしかないのだけど。Adagioでゆったり歌うので、楽譜3ページしかないのに、ヤノヴィッツの録音では5分以上になっている。ブレスも気をつける必要がある。



アガーテは前途多難

2008-01-19 12:58:02 | 声楽(レッスン)
イタリア古典歌曲Ⅱの「美しい瞳よ、慈悲よ(Begli occhi, merce')」は1回のみのレッスンで終了。次回は「眠っているのか、美しい人(Dormi, bella)」にすることに。

魔弾の射手のアガーテの「黒雲覆えども(Und ob die Wolke sie verhulle、「るりこんのホームページ」のMIDIの曲)」は、初めてのドイツ・オペラのアリアだったが前途多難だなと思った。
最初から「ミラドファ」と1オクターブ以上超える音型が何度も出ており、そこをシームレスで綺麗に歌うことができない。「次回またやりましょう」ということになったが、おそらく当面本番には出せないだろう。
しかし、この曲が歌えなかったら、他のドイツ・オペラの曲が歌えないということなのだろうか?そもそもイタリア・オペラと比べてドイツ・オペラのアリアってとても少ないような気がする。オペレッタは元々私の好みじゃないし。
日本人のアマチュアでは、珍しくはないと思うけど、オペラ・アリアといえば、イタリア物一辺倒になってしまうのだろうか?フランス物をやっている人も見たことはあるけど、私はフランス語読めない・・・

まぁ、リートもレパートリーにと思っているので、とりあえず高校時代の音楽の授業で習ったシューベルトの「野ばら」を近いうちに持っていこうと思う。

今度の本番は・・・

2008-01-08 00:42:09 | つぶやき
4月に10分枠のコンサートがあり、出演しようか迷ったが、結局今回は見送ろうと思った。
これからレッスンでツェルリーナをやるかもしれない、というところなので、もしもこれを載せるとしたら、他の人と重なる可能性が強すぎる。毎回、モーツァルトのスーブレットは出ているようなので。
で、6月に行われる20分枠のコンサートにしようかなと思う。近いうち北海道の友人がご主人の転勤で関東で暮らすことになり、「聴きに行くね」と言っていたので、招待するつもりである。ドイツ語曲も乗せたいと思うが。

今度のレッスンまでに宿題を出されていたイタリア古典歌曲は、最初、「眠っているのか、美しい女よ(Dormi,bella)」にしようと思っていたが、そういえば、軽やかで弾むような曲が続いているなぁと思ったので、ニ短調で17世紀に作曲された、「美しい瞳よ、慈悲を(Begli occhi, mere)」を持っていくことにした。



踊れトスカーナ

2008-01-07 23:25:20 | つぶやき
よく、声楽のレッスンで生のイタリア語にふれるべきと言われるので、またTSUTAYAでイタリア映画を借りてきた。
田舎で会計士をやっている青年のもとに、スペインのフラメンコダンサーの集団が現れ、そのうちの一人とハッピーエンドという話。主人公よりも周囲の登場人物のキャラが濃い。
フラメンコを一時期習っていたというのも、興味を持ったのが理由の一つだったが、ダンスの場面は少ないし、ダンサー達もファルダ(フラメンコで使う長いフレアスカート)も身に付けず、ミニスカートのままで踊ってたりするので、ミュージカル映画にはなれない。どちらかというと、野暮ったさとカッコよさが共存しているところが楽しい映画である。
イタリア語とスペイン語はラテン語系同士だからなんとか通じるらしい。
イタリアの会計士ってスペインでも通用するというのは知らなかった。