るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

エウリディーチェ

2005-02-18 23:19:43 | 声楽(レッスン)
明日は初めてのオペラアリアのレッスンになりそうなので、図書館からグレース・バンブリーのCDを借りて聞いてみた。
先生から楽譜のコピーを頂いたのだけど、最後が大きく違うことが判明。歌い手が自分でカデンツァをつけたという類のことでもなさそうだ。
で、自分でも、音楽の友社のメゾ・アルト用のアリア集の楽譜を購入。やはり違っていた。
版が違うのか、最後だけ簡単に歌えるように編曲したのか・・・
よくわからないけど、明日はとりあえず、両方の楽譜を持っていこうと思う。


なかなか進まない

2005-02-17 23:06:04 | 声楽(レッスン)
去年の12月からイタリア古典歌曲の"Se tu m'ami"を歌い続けている。短調のセンチメンタルな旋律なのだが、「今はあなたを好きになるかもしれないけど、明日は別の人を好きになっているかもよ~♪」という内容の歌。
最初の1ヶ月はこの曲を理解することができなかった。歌詞と旋律に違和感があったから。
しかし、今年になり、なんとなく感じがつかめてくる。軽妙かつコケティッシュなイメージなのだろうなと。そして、これは、モーツァルトのツェルリーナやデスピーナなどのスーブレットにも通じるものがあるのではないだろうかと。
しかし、その通りにやろうとしても、なかなかそのようには歌えない。
というわけで、3ヶ月経とうとしている。
こういう曲を歌えなきゃ、ケルビーノの譜読みの許可を貰ったとしても、モーツァルトなんて歌うのは、おそらくムリだろう。レッスンに入る前からそういう予感がしてならない。



嫌いなもの

2005-02-15 23:28:00 | ノンジャンル
私は、あまり嫌いな人は作らないようにしている。
人を嫌いになるだけの労力が勿体無い。無用な諍いも面倒。

が、最近、非常に嫌いなものがある。
それは、落ち込んでいる人間に対して「いつかいいことがあるよ」「勉強になったと思って」「認められるときが来るよ」というようなポジティブな言葉。
あるいは、当の本人は大して気にしていないようなことを心配して、慰めや励ましの言葉をかけること。
しかも、そういう言葉で喜ぶような考えの浅い人間と見られていることも非常に不快である。
もちろん、TPOにもよって、心からうれしく思う場合もよくあるのだが、相手の弱みを探って、無責任に相手を振り回そうとするのが嫌いなのだ。しかも、言っている本人は、それを良いことだと信じてならないのでタチが悪い。
では、「あなたには無理」とネガティブな言葉が良いのか?と言われるが、逆に、「見返してやろう」と思ってかえって成功することもあれば、引き際を知って、大きな損失を被らずに済むというメリットもあるだろう。ポジティブにもネガティブにもそれぞれメリットとデメリットがあるのだ。ただ、「何事もポジティブでいること」という考えにはついていけない。

人の心の痛みを知ることは素晴らしいこととされているのだが、他人の心の痛みを探ろうとすることは素晴らしくないはずである。似たような経験があったとしても、価値観も環境も違えば、気持ちもちがうはずなのに、「同じような経験があるから、あなたの気持ちはわかるわ」とそれを知ったつもりでいるのは傲慢以外の何者でもない。