るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

老人ホーム慰問コンサート終わりました

2014-05-28 09:57:00 | オペラ(出演)
オペラ団体のメンバー数人と一緒に老人ホームを訪れ、歌ってきた。
とても、聞き手からは歓迎されて喜ばれていることが伝わってきた。
このまま「アマだから」という理由で、単なる自己満足と半端なレベルで「悪くはありませんよ」で終わってしまう品質というのに行き詰まりを感じていたが、歌を通してこういう幸せの感じ方も存在する、ということを知った。

もしかしたら、歌そのもののクオリティというより、ドレスを着た外部の人がやってきた、というだけでも、喜んでいる人がいたのかもしれないけど、それでも人を喜ばせることができたのなら、私は幸せでは?と思ったりする。

選曲は、中田喜直の「風の子供」か信時潔の「沙羅」のどちらか、と言ったが、リーダーは「風の子供にして」と言っていたので、そうさせてもらった。
他、少人数のコーラスで歌ったのは、「花は咲く」「四季の歌」、滝廉太郎の「荒城の月」「花」など。私は歌わなかったが、古いミュージカル映画のナンバーでも反応は悪くなさそう。というのが感想だった。

まぁ、ドカンというような外国語のオペラアリアは歌わない方が無難ではないだろうか。


高音のピアニッシモが難しい

2014-05-25 00:10:00 | 声楽(レッスン)
今日は、明日の老人ホーム慰問コンサートの後、F先生のレッスンだった。
少人数の合唱のつらい所は、細い声の人に合わせようとしないとならないので、自分の安定した発声で歌うのが非常に難しくなる。自分の発声を重視してやろうとすると、必ず「合わせて」と言われるけど、反論は面倒なので「はい、はい」と言うが、内心「そういうアンタこそ少人数でもきちんと相手に聞こえる声だせよ」と思ったり。be

明日歌う中田喜直もF先生のレッスンのロッシーニもいずれもA♭のところでピアニッシモがあるのだけど、高音のピアニッシモというのは非常に私には難しい。
あえてやろうとすると、かえって苦しそうに聞こえたりしてしまうことがあるのでね。

以前、声楽を習う前、ある有名な日本人歌手がナンネッタを歌って、高音のピアニッシモが素晴らしいと思ったが、「そこが欠点だ」と言う人もいたので、なんだか難しいものだな、と思ったりした。


老人ホーム慰問コンサートの合わせをやりました

2014-05-21 00:56:00 | オペラ(出演)
近いうち老人ホームの慰問コンサートに出ることになって、伴奏者の自宅で合わせをしてきた。
途中で、なかなか時間が持たないという理由で、私が持っていた日本歌曲選集の中からも数曲選んで、ユニゾンで歌いましょうということになった。
あと他のメンバーが「花は咲く」を持ってきてくれたて、それも歌うことに。なかなかいい曲だと思ったが、実際に被災地に行ってみたら、現地の人にも立場の違いによって対立ができているようで、とても綺麗な曲でまとめようという気持ちにもなれず、複雑な気持ちが残るのだった。

なんだか、他の曲も見たら、どれもこれもゆったりとした長調の曲ばかりで、これだったら、聞き手は眠くなってしまうのかもと思った。
これだったら、日本歌曲にこだわらなくても良いのかとも思ったのだった。
一般人に外国語の曲はわかりにくい、なんて言う人もいるが、それは丁寧に事前に解説してあげれば、済む問題じゃないの?とも思ったりした。



思いがけず老人ホーム慰問コンサート

2014-05-15 19:21:00 | 声楽(レッスン)
先日、公演を行ったオペラの団体から、有志で老人ホームへの慰問コンサートに出ないかと言う話が半年くらい前にあった。きっと、レパートリーにしているオペラの合唱曲の中からいくつか歌うのだろう、くらいに思っていたが、「自分で歌いたい曲を考えておいてくれ」とも言われていた。
でも、どんな合唱曲でも、それなりに合わせて準備する必要あるじゃない・・・?なんて思ったし、わざわざ自分が合唱曲を探すこともないかも、と思ったりしてそのままの状態だったのだが、「自分で歌いたい曲」というのは「ソロとして」ということだって、ことを知ったのだった。
その予定の日の1週間後には、20分枠コンサートに出る予定だから、別に困りはしないんですけど。
ただ、「老人ホーム」で歌うってことは、イタリア語とかドイツ語のドラマチックな曲は、聞き手が消化不良起こしてしまうのは明確だから、やっぱり日本歌曲でしょう?と思ったので、「沙羅」「風の子供」の楽譜を提出した。

でも、本当は、時間をつぶすのと、聞き手に刺激が欲しいということで、アリアにして欲しかったのに、という話を後になって知った。

う~ん、それはまた次回にしよう。


著作権延長

2014-05-13 10:16:00 | 声楽(レッスン)
音楽愛好家にも関係のある話。
TPP交渉の中で、著作権が従来作者の死後50年が、今後70年になるらしい。
これで、あと1年で信時潔の著作権が切れて、安い楽譜も市販されるようになるかも、と期待していただけに残念。

自分の死後の話なのに、作者本人が創作意欲が出るのか理解不能だし、多くの作品は著作権が切れる前に淘汰されていくものばかりなのが現状らしい。

もっとも、自作品を出版して流通させる、ということは、クリエイターにもマーケティング感覚が必要なものであるのが、現実。
多くのコラムニストや文化人などが、政治なり経済なり国際関係なり、色々好き勝手なことを主張しながら本を出しているようにも見えるが、それも個人の主義主張だけではなく、ニーズを考えながら内容を決めているところもあるらしい。

著作権延長で得するのは作者の遺族ということらしいが、正直、親の死後まで親のスネをかじるのって・・・と思ってしまう。