るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

定期的に見るけど、納得いかない報道

2012-10-25 00:58:00 | つぶやき
今回は音楽とは全く関係のない話。
世界経済フォーラムというところで男女平等度日本は101位という報道を見た。
時々、定期的に、世界で見た日本の男女格差(職業とか収入という点で)の順位が載っている。
大抵、トップにあるのは北欧、西欧だが、日本はそれらよりはるかに下で、他の先進国の中でも一番低い。

ま、これは毎年変わらないことなので、大して驚くことではない。

が、問題の本質は、その報道の仕方である。
日本の比較の対象として挙げるのがヨーロッパばかりだから、「まぁ、文化が違うんだから仕方がないよね」で終わってしまうのは当たりまえ。

実は、この日本より上位にある国というのは、ヨーロッパや共産圏だけではなく。東南アジアにアフリカや中近東までも含まれているのであった。
こちらの方がよっぽどショッキングだ。
しかし、なぜ報道はそれを知らせようとしないのだろう?

V'adro pupille

2012-10-14 21:56:00 | 声楽(レッスン)
もう一方のライフワークが非常に忙しい。先日のプレゼンが好評だったから、別に日でも出て欲しいと言われたが、予定が入っていたため、お断りすることに(泣)。でも、将来この道で食べていきたいと思っているのだけど、本当にお金が入るようなことができるのか、というのは不安である。
自分の好きなことをするためのお金を夫の収入から使うわけにはいかないと思うので、声楽を続けるということは、それなりの収入を目指そうと思う根拠の1つである。

昨日は、F先生のレッスン、今日はL先生のレッスンだった。

F先生のレッスンは、12月20分枠のコンサートでバロックをテーマにして歌う予定だから、そのうちのチェスティの「いとしい人の周りに(Intorno all'idol mio)」、ヘンデルの「ジュリアス・シーザー」の「優しい眼差し(V'adro pupille)」の2曲。他のバロックでもそうかも知れないが、この2曲とも、ポジションをコントロールしながら、ドカンというより抑えながら歌うことを重視していると思う。
「優しい眼差し(V'adro pupille)」は、宗教曲的に、色気を出さずにと言われているけど、自分ではそうかなぁ?と思っている。だって、バロックとはいえ、自分の魅力をアピールするシチュエーションで歌う曲でしょ?しかも歌うキャラクターはオペラ一のイイ女、クレオパトラだよ。
でも、ドカンとだそうとしなくても、コントロールされたような歌い方は、この曲結構難しい。それにしてもなんでヘンデルのオペラ・アリアはA-B-A形式が多いのだろう?2回目のAで最初のAよりはるかに疲れが見られるような気持ちなのだ。


今日の、L先生のレッスンは結構長い曲を4曲も受けた。レッスン前のティータイムで、聞いた所、韓国人のアマチュアの歌を聞く機会があったが、下手で体の使い方もおかしいが、お国柄なのか自分の思い入れや感情がビンビンと伝わってくる歌い方をしていた、でもこれが本来のアマチュアのあるべき姿ではないか、と仰っていた。う~ん、私の場合、思い入れを伝えよう、と思ってもなかなか伝わりにくい、とは、前の先生にはよく言われていたなぁ。でも、思い入れや感情を優先しすぎて、正しい体の使い方ができなくなるのって、喉をいためたりとかしないんだろうか?それを聞いたら、そうなったら、そうなるだけのことだ、とL先生は仰っていた。
L先生のレッスンでやった曲は、前回までやっていたR.シュトラウスの「静まれ、我が心よ(Ruhe, meine Seele)」、ボイートのメフェストーフェレの「いつかの夜、暗い海に(L'altra notte in fondo al mare)」の他に、ブラームスの「永遠の愛(Vor ewige Liebe)」とドン・カルロの「世の虚しさを知るあなた(Tu che le vanite conoscesti del mondo)」を持っていったら許可してもらえた。
「永遠の愛(Vor ewige Liebe)」は、持っていった楽譜が原調で低すぎたので、高い調のものを探すように言われ、もうネットで見つけることができた。
ドン・カルロは、メフェストーフェレよりも向いているのでは?と言われ、年末に内輪で発表会やりたいと思うからそれに間に合わせるようにとのことだった。


Bella porta di rubini

2012-10-09 22:10:00 | 声楽(レッスン)
12月の20分枠一般公募コンサートは、無事参加申し込みができた。
いつも、申し込み期間が始まると、10分くらいでどっと申し込みが来てしまって、締め切ってしまう、と聞いていたのだが、最初の1日だけ抽選になった、ということだったので、どうなるかな、と思っていたのだった。
先週日曜日は、F先生のレッスンで、このコンサートで歌う曲を見てもらっているのだが、「どうせ簡単だから、すぐに歌える」と言われていた、ファルコニエーリの「美しい紅色の扉よ(Bella porta di rubini)」を久しぶりに見てもらった。全音のイタリア歌曲集2の前半にある曲で、素朴でほっとするような曲なのだが、最初、デクレッシェンドで始まり、クレッシェンドして終わる、というような不思議なフレージングに着目すると、結構難しいものだと思った。

来年は、ヴェルディとワーグナーの年だというので(ちょっとマイナーなところではロシアのダルゴムイシスキーもそうなんだが)、年2回の20分枠コンサートで両方できないかな~なんて思っていたりしているんだけど。
L先生は一応、ワーグナーは、見てきても良い、とは仰ってくれている。別に自分がワーグナー歌いに向いているなんて、これっぽっちも思っていないが、結構、チャレンジ精神を尊重してくれるタイプの先生なのだろうな。
で、ワーグナーは、もう少し体力出てきたら、ということだったが、ヴェルディは、春秋社のアリア集で、ヴィオレッタ以外だったら、好きなの持ってきて、ということなのだが、トロヴァトーレのレオノーラは、カデンツァで苦労しそうだし、デズデモナは長いし、ナンネッタはF先生の方がが勧めそうな気がするし・・・というわけで、悩み中である。