るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

歌い納め

2012-12-30 13:06:00 | 声楽(レッスン)
昨日のF先生のレッスンが、今年の歌納め、ということになった。

F先生の方では、今までやったことがない場所で、3月に本番があるということで楽しみにしていた。が、もう一方のライフワークで、その月の当番の人が海外出張へ行くので、代わって欲しい、と言われ、他にも代わりの人がいなさそうだった。もしも時間帯がずれるのであれば、考えようとも思ったが、やっぱり無理そう。もしも春に10分枠の一般公募コンサートをやるのであれば、そちらにしようかとも考える。

12月上旬の20分枠の一般公募コンサートの後、しばらく間があいて、持っていった曲は、レオンカヴァッロの「パリアッチ」の「鳥の歌(Stridono lassu)」。この曲には前衛的な難しさも、感じる。
昨日は、殆ど音取りの状態だった。

この「パリアッチ」のビデオ、何回か見たけど、やっぱりメトのテレサ・ストラータスが一番好きだな。美人で演技力もあるから、正統的な歌唱力を求める人には評判が悪いのかもしれないが。艶のある綺麗な声とは言えないかもしれないが、周囲を不幸にして自分も自滅するようなキャラクターには向いていそう。
間奏曲の間に、化粧をするネッダの様子を、道化師たちが覗いて、ホッとして喜ぶのだが、その後、ネッダの顔が映った鏡は絶望的な顔をする場面が、私は好き。
ネッダに同情的な場面が結構あるので、もしかするとネッダは夫のDVかパワハラなんかで悩んでいた所で新しい恋が生まれたのではないだろうか?とさえ、思ってしまう。


忘年会&歌会

2012-12-26 10:33:00 | 声楽(レッスン)
なかなか、ブログを更新できなかったが、まとめて書こう。まずはL先生の所から。

L先生のレッスン場で、忘年会を兼ねた歌会があった。参加者は5人くらいで、内輪だけでほんのこじんまりとして。他の生徒さん同士では、「お互い様だから、誰も文句言わないわよ~」と。

L先生のご母堂が作られたお赤飯やサラダなどが出たあと、生徒がそれぞれ5曲歌った。
私はR.シュトラウスの「静まれ、我が魂よ(Ruhe,meine Seele)」、山田耕筰の「曼珠沙華」、ボイートの「メフェストーフィレ」の「いつの日か暗い夜に(L'altra notte fondo mare)」の3曲を歌った。
以前、一緒に「乾杯の歌」を歌ったテノール氏がギラギラとして雰囲気が出せるようになったのは、良くなったなぁ、と思ったのだった。

〆は、クリスマスケーキと先生が海外出張で買ったというハーブティーで。
来年は、ブラームスの「永遠の愛(Von ewiger Liebe)」、ヴェルディの「世の虚しさを知るあなた(Tu che le vanita)」を引き続き、ブラッシュアップしていくつもり。

でも、先生に、ワーグナーもやってみては?と言われているけど、「勉強なら、いいじゃん。内輪だけの『誰も文句言わない』集まりで歌うだけのことを目標とするなら」という気持ちと、「無責任だな~」という気持ちと、どちらもある。


主婦と音楽

2012-12-11 00:31:00 | 声楽(レッスン)
昨日の20分枠の一般公募コンサートで特徴的だったのは、音大を卒業したけど、家庭事情で長い間中断していた、という人が多いことだった。
それで思い出したのは私が中学・高校生の時に習っていたピアノの先生のことだった。
そのピアノの先生は、私が生まれる前から父と知り合いで、同じ合唱団にいたこともある旧知の関係だった。田舎で、「音楽の才能がある」ということで目立っていたのだそうで、私の母は「もったいない」とよく言っていた。

だけど、結婚して、転勤することに。
それから十数年後、偶然にもまた同じ町で暮らすことになったので、私はその先生から数年ピアノのレッスンを受けて、ショパンまで弾けるようになった。

それからまた、主人の転勤で、離れることに。
時々連絡が来るので、その時母は「音楽は続けているのですか?」と聞くと、お茶を濁すような言い方をされるそうだが、細々とした演奏活動は続けてられている様子。

「音楽を続ける」ということがどれだけ貴重なものなのか、ということを考えられずにはいられない。

久々の20枠コンサート終了!

2012-12-09 21:28:00 | 声楽(レッスン)
F先生にレッスンをお願いしていた20分枠の一般公募コンサートが終了した。
ヴィヴァルディの「何かわからないものが(Un certo non so che)」は、前回の合わせから大分上達した、と主催者で伴奏者の方から言われた。

2回目までは曲の解説を主催者の方にお願いして、3回目は自分で解説書を作って配ったのだが、今回はもう一方のライフワークでスピーチ力向上を図る必要性にかられていることがあって、自分で話して説明することにした。

それにしても、原点に戻るつもりでバロックを通してみたが、改めて自分の強み・弱み・課題がわかる演奏会だった。


次回以降のF先生のレッスンでは、3月に本番があるので、5分以内程度の曲をみておくように、という話があった。会場のイメージからして、近現代が良いだろう、とのこと。リューのアリア+プッチーニの短い歌曲、もしくは「パリアッチ」の「鳥の歌」のいずれかにしたい、ということを話したら、後者の方が会場のイメージには合っている、ということで、週明け以降、譜読みを始めるつもり。



12月本番のピアノ合わせ

2012-12-03 21:59:00 | 声楽(レッスン)
久しぶりに20分枠の一般公募コンサートに今度の日曜日、出ることになった。
昨日は、ピアノ合わせだった。
午後からそのホールで本番なのに、無理を言って調整させてしまった。

前に参加したのは、まだ前の先生の時だったな・・・
主宰者のピアノ伴奏も久しぶりだったが、歌いやすかった。
寒い外から入って、すぐに合わせを始めると、結構高音がつらくなったり、出だしが決まらなくなったりするんだな、と思った。本番は、きちんと調節しないと。

このホール、大人になって声楽を始めて、半年前から使っていたのだけど、予定が合わなかったりもしたので、今回で4回目。
出演者は自分の20分枠の演奏の中で、何らかのテーマをつけなくてはならないのだが、今回は「バロックを歌う」にした。今回はテーマありきで、曲を選んだから、簡単だった。
20分枠の中で、どんな組み合わせにしよう?と考えるのはそれなりに楽しかったりもする。