るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

昨日のレッスン

2008-02-23 23:46:39 | 声楽(レッスン)
新曲にベートーヴェンの「ミニヨン」を持っていった。
あまり有名な曲ではないと思うけど、多くのリート作曲家が作っている「君よ知るや南の国」の方の歌詞である。
もう一曲もシューベルトの「ミニヨン」の歌だけど、こちらは「あこがれを知るものが」。
6月に20分枠のコンサートに久々に参加したいと思っているので、この2曲と、スザンナのアリアは決まりかな、と思っている。
ドイツ語は大学で勉強したが、文法や読解が中心で、発音の細かい所まで詳しく突っ込まれなかったような記憶がある。もうちょっと、本物のドイツ語っぽく気を配る必要はあると思う。


ミニヨンの歌

2008-02-16 14:54:54 | 声楽(レッスン)
「リートを歌いたいのなら」と、シューベルトのミニヨンの歌を始めた。(詞は「あこがれを知る人が」の方)
伴奏が「荒城の月」の前奏を連想させる。

トマのオペラでもお馴染みのミニヨンの原作「ウィルヘルム・マイスター」は中学生の頃、読んだことがある。
中学生の私にはyellow12となるような、愛撫シーンが1ページ半にわたり書いてあり(ミニヨンもまだ十代の少女のはず)、その後、「いいかい、私は君のパパなんだよ」「そうなのね、あなたは、私のパパなのね」という場面に違和感を感じた記憶があった。

つまり、源氏物語のようなものなのか?しかし、ミニヨンは全力で愛するが、やつれて死んでしまい、ウィルヘルムは別の女性と結婚してしまう。
一方、ゲーテ自身、かなりの高齢になってから、十代の少女に求婚するような人だったから、このような小説を書けたのだろうかとも考えてしまう。