るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

運営側になって

2015-05-27 19:44:00 | つぶやき
アマチュア音楽家ということと自分の職業を活かして、仕事の関係で知り合った人から、地域の音楽祭の運営をやって欲しい、という依頼が来て、打合せに出た。


運営側って、こんなこと言うんだなっていうのがわかった。

・チケット代は0~3,000円
・演奏者はハイレベルなプロ限定
・でも、上手いか下手かなんて、我々にはわからないよ
・選定は、プロフィールで
・地元の子供たちは、プロと共演できるチャンス!どんどん参加してね。
・企画が良くても、大人のアマチュアは出ないでね。恥ずかしいから。



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安いチケット代と少ない席数という条件で、ハイレベルなプロによる演奏会の収支報告が楽しみである。
この地域に相応しい文化レベルの高いスポンサーについても、興味深い。ぜひ、学ばせていただこう。
願わくば、世界から観光客が押し寄せてバイロイト、ザルツブルク、グラインドボーン・・・のような音楽祭を目指し、更に飲食や宿泊などにお金を落としてくだされば、私も本望である。

あ~、楽しみ♪



急遽、曲目変更!

2015-05-18 23:05:00 | 声楽(レッスン)
今日はL先生の昼の部の発表会のピアノ合わせであった。
「パリアッチ」の「鳥の歌(Stridono lassu)」と「タンホイザー」の「この高貴な殿堂よ(Dich, teure Halle)」で行くつもりであった。
丁度、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の「ママも知る通り(Voi lo sapete, o mamma)」もやっている所だから、抱き合わせで上演することが多い、「パリアッチ」と「カヴァレリア」の両方に同時に出演するなんて、野望も持っていたりもしたのだが・・・

そうしたら、「この2曲を比べたら、タンホイザーの方が、あなたの良さを出せる」と言われ、更には2年以上続けていた「鳥の歌(Stridono lassu)」の本番はやめて、以前歌ったことがあった「ドン・カルロ」の「世の空しさを知るあなた(Tu che le vanita)」と「フィガロの結婚」の「楽しかった日はどこへ(Dove sono)」を持ってくるようにということになった。
「ドン・カルロ」は一度本番で歌ったことがあったけど、「フィガロの結婚」は本番に出したことはないぞ。

う~ん、こんなに言うことが変わる方だとは思わなかった。以前やったことがあるとはいえ、結構な大曲だし、悪いクセを引きずっていそうな感じがする。

オリジナル・オペラで3週間前に4分の3の合唱曲が4分の4に変わった事件の次に衝撃的な事件であった。



ヴェリズモ

2015-05-17 17:08:00 | 声楽(レッスン)
今日は、F先生のレッスンだった。
まだコンコーネ25の20は終わらないけど、次回仕上げるので、次の21も見てきて良い、ということになった。

「愛の妙薬」のアディーナの「受け取って、あなたは自由よ(Prendi,per me sei libero)」は、カデンツァだけ抜出して入念に練習してくるように、ということと、「e」の母音が多いので、狭くならないように、無駄な力が入らないようにすること、ということだった。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」の「ママも知る通り(Voi lo sapete, o mamma)」は、私には向いている、と言われた。そりゃ、何度もこの歌を歌う機会を探していたからね~。それまでの経緯を説明することになっていて、場面が変わるのだが、その変化がわかるように歌うことが課題。

F先生はあまり言わないが、バリトンの先生に指摘されて、新たにディクションも留意しないといけない。

「カルメン」の団体から、11月以降の予定だったオリジナル作品が9月になった、という連絡が来たが、丁度、他の本番と同じ日だということがわかった。どちらを優先させるべきか、と思ったが、何度も同じ演目だと集客に協力できない。たとえ、チケットノルマ分を被るとしても、席がガラガラでは不本意であろう。
自主企画コンサートの共演者を「カルメン」に無料招待したら、「次回はあなたが役付きの時に招いてくれ」と言われてしまった。
その前後の地方公演も考えられなくはないが、主宰者のレジェロびいきがよくわかるこの作品なので、自分にチャンスがないのも明らか。合唱やるにしても、原語公演の方が良いかな、と思ったりもする。


地域の音楽祭

2015-05-14 09:17:00 | つぶやき
自主企画コンサートと「カルメン」のことをfacebookに載せたため、私が仕事で関わっていたところから、地域の音楽祭の実行委員をやらないか、という話が来た。
  
芸大生だという若いピアニストのコンサートを聞いた後、会合だったが、そこの代表者が言うには、「プロによるハイレベルなクラシック演奏」ということに拘っている、ということだった。
その割に私が客として聞いた限りでは、結構レベルはバラバラという印象だったのだが。それに、中学生のブラバンとかも入っているし。
  
そんなわけで、L先生のレッスンで「あなたも演奏しないの?」と聞かれたが、少なくとも大人は「音大卒または同等レベル」でないと出られないでしょう、と答えておいた。
  
大先生方からは、地域活動に加わって、人脈を広げるように言われていたから、自分の仕事の営業の一環としてかな。



6月下旬発表会 曲決定

2015-05-13 08:46:00 | 声楽(レッスン)
L先生のレッスンだった。

私のレッスンの前の生徒のご婦人が、私の中高時代のピアノの先生の兄上が指導している合唱団に入っている、ということを知った。
その「兄上」というのは、L先生が今度「こうもり」で共演する、という国内の声楽界では重鎮の方で、音大教授でもある。中高時代、ピアノの先生から「音大に行きたいのなら、紹介してあげるわよ」と言われたが、親に猛反対されて悔しい思いした。その方が北海道でリサイタルをやったり、オペラの公演に出られた時は私も見に行ったが、直接話をしたことはない。
何はともあれ、そのピアノの先生とは、家族ぐるみの付き合いをしていたことなどを、L先生に話した。

カルメンの状況を報告。昼公演のタイトルロールは、C歌劇団でL先生と繋がりのある方だった。
プロと一緒に稽古した感想を言わせていただいた。
プロのソリストの稽古から本番にかけての向き合い方は、短距離走の走り方で長距離走をやっているような合唱・アマチュアとは違い、本番で発揮するために、稽古ではコントロールしているように見えること。
プロフィールが立派であっても、それは過去のことを演出的に書いていることなので、実際の演奏レベルとは違うこと。
上手な人が抜擢されると、素直に「私もこういう人目指して頑張ろう」と思うが、そうでない人だと「こんな下手な人よりも、私はもっと下手なんだ」とすご~く暗い気持ちになること。

今回のレッスンは言葉のアクセントに合わせた強弱を細かく習った。どうも棒読み調になってしまっている。

6月下旬のL先生の発表会は、「タンホイザー」「パリアッチ」「ボエーム」で決まっているが、2部構成になるため、「もう1つ持ってきても良い。曲は何でも良い」と言われたので、歌曲にしたかった。だけど、持っていったら、「歌曲は落ち着いてから」と言われてしまった。
今から大アリアが歌えるはずないし、今までの曲は、過去の悪いクセが残っていたりするから、難易度落としてもいいから新しい曲にしたい、という希望は通らなかった。
1部で歌った「タンホイザー」のエリザベートの「高貴な殿堂よ(Dich, tuere Halle)」を2部でも歌う、ということになってしまった。
「せっかくのバズーカみたいな声を活かしなさい」とは言われているけど、私はリリコらしいテクニックを身に着けたい。