るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

Donde lietaとIl bacio

2011-04-03 11:47:00 | 声楽(レッスン)
昨日はF先生のレッスンだった。
コンコーネ50の49番目は、三連符だらけのヴァリエーションⅡをカで歌ってみた。ハやアで歌うよりも、音が滑る心配は低くなるが、口の動きが激しく、フレーズを繋げて歌うのが大変になる。
ミミの「あなたの愛の声に呼ばれて出た家に(Donde lieta uscì al tuo grido d'amore)」は、解釈ややりたい表現のすり合わせをしたが、あまり違いを感じることはなく、「そうそう」と進んだ。最初に「さようなら(Addio)」と言った後「聞いて(Ascolta,)」と呼びかけるが、そこは小狡いミミらしく言い訳がましい感じでやってみたいと思った。
F先生曰く、この曲は「私の名はミミ」よりも地味だが、ヴェルディが歌えるようになるまでのスキルアップの過程で欠かせないものだった、とのことだった。
ミミのレッスンに時間がかかったので、「口づけ(Il bacio)」は、最後のスケルツォ以降を歌った。最初の"Sulle,"と入る中音域のところは大分ポジションが安定してきているが、最後になると自分でも、うんざりするほど上手くいかない。

7,8月と本番があるので、今後コンコーネにかける時間は減らすということだった。たぶん、その本番まで、F先生のレッスンはこの2曲だけになるだろう。「次にやります」と言っていた「いとしい人から遠く離れて(Lungi dal caro bene)」は、その後になってしまいそう。