るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

練習部屋

2011-04-09 11:47:00 | 声楽(レッスン)
私はボロアパートで暮らしているので、自宅であまり大きい声で歌うことはできない。
なので、数か所のアップライトピアノ付きのスタジオを借りている。
やはり鍵盤楽器があることは必須。音程取りずらいところはチェックする必要はあるし、歌の箇所は、旋律をピアノで弾いて理解できても、伴奏が入ると途端に歌えなくなってしまうことも少なくないので、自分でも伴奏を弾いて確認したりもする(コンコーネくらいなら自分でもなんとか弾けるけど、ドイツ・リートやモーツァルトのアリアなどの伴奏は、難しくてなかなか弾けないので、左手のベースの部分だけを弾いたりしている)。

A:職場の近く。30分間隔で借りられる。音大近くのせいかクラシックの人多数。安い部屋は早くから埋まる。735円~/1H。最近、近くに移転して、料金体系が変わったかも。
B:自宅の最寄り駅の近く。前日に「個人練習」と言って連絡すると、700円/1Hで借りられたが、最近800円/1Hに値上がりした。やや古いが部屋に全身が映る鏡があるし、温かいおしぼりのサービスもある。
C:自宅に一番近い。駅から遠いためか、部屋は新しくてきれいなのに、人が少なく予約もすぐに入る。ここも、前日18時以降に「個人練習」と言うと、630円/1Hで借りられる。鏡はないけど、メトロノームが置いてある。
D:オフィス街のビルの中にある音楽教室の系列。800円/30M。交通の便が良いので、ピアノ伴奏者と合わせる時に使っている。

ところが、最近、自宅のある自治体で、100円でピアノ室が借りられることを知った。が、その部屋、2か月前からの抽選であり、ドタキャンすると長期間借りられなくなるのだそう。それでもたまに直前に空きが出ることがあるようなので、マメにチェックすることにした。


久々にイタリア古典歌曲

2011-04-05 21:22:00 | 声楽(レッスン)
震災のために、参加するかどうか迷っていた6月の20分枠のコンサートの日に4月に受ける予定だった国家試験の日程が延期になり、その元々の国家試験の予定日の前日は、もう一方のライフワークのイベントのボランティアをする予定だったが中止になった。

その中止になったイベントの日に、20分枠のコンサートと同じ所で、1曲をピアニストである主催者のワンポイン・レッスン、さらにもう1曲歌える、という企画があるので、参加申込をした。
レッスンを受けるのは、なかなかテンポとリズムがつかめないマノン・レスコーの「柔らかなレースの中で(In quelle trine morbide)」にし、もう1曲はA.スカルラッティの「あなたが私の死の栄光を(Se tu della mia morte)」にした。

「次にやりましょうね」とおっしゃっていたサルティの「いとしい人から遠く離れて(Lungi dal caro bene)」はかなり後になってしまいそうな状況を考えると、去年の11月から今年の秋にかけては日独伊の近現代がずっと続くことになりそう。
バロックだろうと現代だろうと、いずれも課題として先生から出された曲に対しては、粛々と練習するしかない。

だが、復習も大事だと考えている上に飽きっぽいところもある私は、過去にレッスンを受けた曲から時代がぶつからなさそうなものをと思い、久々にイタリア古典歌曲から選ぶことにした。この曲は、前の先生の時にレッスンを受けた曲だったが、F先生だったら、iやuの発音をもっと深く歌うように言うだろうなとか、考えながら歌っている。


Donde lietaとIl bacio

2011-04-03 11:47:00 | 声楽(レッスン)
昨日はF先生のレッスンだった。
コンコーネ50の49番目は、三連符だらけのヴァリエーションⅡをカで歌ってみた。ハやアで歌うよりも、音が滑る心配は低くなるが、口の動きが激しく、フレーズを繋げて歌うのが大変になる。
ミミの「あなたの愛の声に呼ばれて出た家に(Donde lieta uscì al tuo grido d'amore)」は、解釈ややりたい表現のすり合わせをしたが、あまり違いを感じることはなく、「そうそう」と進んだ。最初に「さようなら(Addio)」と言った後「聞いて(Ascolta,)」と呼びかけるが、そこは小狡いミミらしく言い訳がましい感じでやってみたいと思った。
F先生曰く、この曲は「私の名はミミ」よりも地味だが、ヴェルディが歌えるようになるまでのスキルアップの過程で欠かせないものだった、とのことだった。
ミミのレッスンに時間がかかったので、「口づけ(Il bacio)」は、最後のスケルツォ以降を歌った。最初の"Sulle,"と入る中音域のところは大分ポジションが安定してきているが、最後になると自分でも、うんざりするほど上手くいかない。

7,8月と本番があるので、今後コンコーネにかける時間は減らすということだった。たぶん、その本番まで、F先生のレッスンはこの2曲だけになるだろう。「次にやります」と言っていた「いとしい人から遠く離れて(Lungi dal caro bene)」は、その後になってしまいそう。