上砂理佳のうぐいす日記

「夏への扉」展では暑い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました!★

若いキラキラ★

2020-11-23 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ

大事な大事な「お嬢さんをください」の席で、あーんな丸いツルツルのお菓子を出すなんて。
音ちゃん、けっこう「いけず」?(黒光?黒音?)

今朝の朝ドラ116回目で出てきた「茶色い丸いお菓子」って、「うば玉」かと思いましたよね。
関西人ならおわかりいただけるはず (画像は亀屋良長さんからお借りしました)
最近はチョコうば玉とかあるらしい。でも、ドラマに出てきたのは福島のお菓子なんですね。
丸くてゴムで覆われている羊羹は、関西でもあるよ。昔食べたよ。
デパートとかにあった「ぐるぐる回って好きなだけつかみ取り」のお菓子定番だったよ。

さて朝ドラ「エール」も大詰めです!第23週は「恋のメロディ」。
華ちゃんの恋と、「君の名は」や「恋すれど恋すれど」というミュージカルにひっかけたのか。
「君の名は」がラジオで始まる木曜八時半になると、銭湯の女湯はガラガラになったという伝説は、母の証言によればあながち誇張でもないらしく、「真知子巻き」は大流行だったそうな。
私は自分の版画に「スカーフを頭に巻いた女性」を入れるとき、必ず「真知子巻き」をイメージしている、と版画教室で話したら、「あんた何年生まれなの」と笑われました。リアルタイムでは「君の名は」見てなくても、なぜか知ってるんだよね~。

脚本を書くのがギリギリの池田さんに合わせて、ぶっつけ本番ハモンドオルガンの伴奏、裕一さんはそら胃潰瘍にもなりますわな。毎度生放送って、すごいプレッシャーだけど、楽しそう。朝ドラおじさんのバナナマン日村氏が、いかにもいそうな「効果音担当」で可笑しかった。
窪田君はインタビューで「年齢を重ねた裕一は、どんどん少年に戻るというか自由になっていってると思う」と言ってましたが、本当に目が輝いている。
もう軍の圧力もなく、レコードが売れるか売れないかの心配もなく、ただただ「芸術に身をゆだね」たらいいのだから、そらイキイキしますよね。池田さんという強いパートナーに引っ張られて運気も上がってる。
「持ってる人」ってみんな、「人との出会い運」が強い。
「あの時あの人と出会わなければ今の自分はなかった」という重要ポイントを外さない。
ラジオドラマの仕事も、戦前の「ニュース歌謡」で「戦況に合わせて短時間で音楽を作り即生放送」という過酷な仕事をやってきたからこそ、すぐに対応出来る。そして、良い曲を作っていたから池田さんみたいな人から声がかかる。
あのハモンドオルガンも、古関さんは未経験だったそうですが、操作方法を教えてもらいすぐ出来るようになったそうです。

今まで頑張ってやってきたことが、戦争から解放されて自由に花開く文化の時流に乗り、裕一さんは「今が青春」であるかのようです。
この頃っていったら45歳ぐらい?だから、どんどん老いぼれていくのかなーと予想していたら、窪田くんはそういう造形をしませんでした。
類型的な「老い」でなく、「芸術家は全盛期が最高に若々しい」という造形です。
だから「少年に戻っていってる」と言ったのね。

対して「今まさに青春している」一人娘の華ちゃんが、看護の仕事に就いて恋をしていく過程、キラキラでまぶしい。
ドラマも少子高齢化現象で(笑)、登場人物で子だくさんの人がいないから(コロナ禍の撮影上難しいのだと思う)、なおさら華ちゃんの若さが嬉しいわ。
ロカビリー歌手(駆け出し)の彼氏は、だれかモデルがいるのでしょうか。古関氏もとい裕一さんが作ってきた音楽からかけ離れた領域なんで、この二人(裕一&アキラ)が果たして上手くやっていけるかな。。。というところでこの週は終了。
音ちゃんはお菓子ばっか食べてるんですが(笑)、あの「カボチャなんて久しぶりに食べた」戦時中の苦しい台所から、よくぞこんな時代が来たもんだ~と感慨深い。
戦後10年で世の中ってこんなに変わるのかな。ロカビリー歌手に女性がキャーキャー騒ぐ日が来るなんて。
竹槍作って「鬼畜米英」と言ってた日々から、人はこうも変わるものなのか。
戦時中につらい思いもした華ちゃんを思いやり、愛情に包まれた幸せな結婚をしてほしいと願う、音ちゃんの「母の愛」もいい。すべて「平和な時がありがたい」に満ち満ちています。これから日本はグーンと高度経済成長期なんだよね。
しかし、華ちゃんの結婚より、「本当にオリンピックマーチまでたどりつけるのか?」が、心配な視聴者。だって木曜で本編終わりなんだよ。すーごい「巻き」だ!

公式ツィッターの「古山家の360℃ビューイング」ってのがあるんですが、洗濯機と冷蔵庫が無いのです。
冷蔵庫が無ければスイカや納豆の保存はどうしてたんだろ?
母に聞いたら、「1回で食べきってたかな。スイカは井戸の水につけて冷やしてた」。
洗濯機は昭和30年ともなれば二槽式だと思うけど、「サザエさん」でもたらいで洗ってたから、まだ登場しないのかな。
ともあれ、「みんな、美智子さん(現上皇妃)の結婚式か、東京五輪を見たくて月賦でテレビ買った」という。
古山家は早々にテレビ買ったようで、やっぱ経済的余裕やな~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする