上砂理佳のうぐいす日記

「夏への扉」展では暑い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました!★

裕一さんのスピーチに感極まる★

2020-11-16 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
しかし「ことりカフェ」では皆さんほとんど寝てましたね(笑)。
自分の止まるポジションは決まっているらしく、きちんとソーシャルディスタンスを保って整然と並んでいる。
毎日寝食を共にしていたら、違う鳥種同士でラブラブになったりしないのか聞いてみましたら、「それは絶対に無いです!」ということでした。

さて朝ドラ「エール」第22週「ふるさとに響くうた」は、裕一さんの故郷である福島が舞台でした。
やっぱり福島編は「ほっこり」するねー!
東京のワチャワチャも好きだけど、福島の輝く緑や田舎の空気感がホッとさせてくれます。
母校の校歌を作ることになり、裕一&鉄男の「二羽烏」は裕一実家に長期滞在。
作中に出てくるNHKのラジオドラマ「さくらんぼ大将」は、「鐘の鳴る丘」終了後の子供むけ作品だったようですが、古関裕而さんが菊田一夫さんに「今度は田舎の、僻地にまつわる少年の物語をやりたい。どこか知らない?」と請われて、戦時中疎開していた福島市郊外の飯坂温泉からさらに山奥の「茂庭」を紹介し、「よしそれでいこう」ということでプロデューサーとともに現地取材に行き始まった、とのことです(古関裕而さん自伝より)。
放送スタートから半年後にご招待を受け、皆で飯坂温泉で1泊し、大変な歓待っぷりに喜んだとあるので、当時は大ヒットドラマだったのでしょう。
しかし、大将は2~3泊ですぐに東京帰ってるけど、裕一は結構長逗留してるので、毎日東京で生放送していた「さくらんぼ大将」の音楽はどうしてたのでしょうか?
のんきに実家で宴会してる場合じゃないよ。ドッペルゲンガーがオルガン弾いてたのかい
。。。というツッコミがこの週最大の目玉でした(違う)。

行方知れずになってしまった弟と、奇跡の再会を果たし、幼い頃の悲しい記憶と折り合いがつけられたのかな。幸せそうに小学校児童の前でスピーチする鉄男さんが、とっても男前でした。
少年時の鉄男役の男の子も好演でしたが、大人鉄男も「あのまんま大きくなった」感が滲み出ていて、硬派の魅力。
コロンブスレコードのあの女性ディレクターと、この先鉄男は結ばれるのでしょうか。。。

兵隊にとられた。。。といえば、裕一の弟浩二が気にしている「まき子さん」は、思い人(恋人?)を戦争で亡くし、傷が癒えないままでした。
戦時中も戦後も、そんな人ばっかだったろうなあ。
裕一&鉄男が戦死した藤堂先生のお墓参りをしてましたが、予告編では藤堂家のお仏壇にお線香をあげている場面があったので、昌子さんと息子さんにも会ったのでしょう。未亡人となった昌子さんはもしかして信用組合の仕事に就いて、川俣銀行の仲間たちと一緒に働いてる?なんて想像(だったらいいな)。
母の話では「戦争未亡人になった人は、旦那さんの弟と再婚することが多かった」ということです。義理の弟と再婚!なんか複雑な心境。
グズグズと結婚せぬまま40歳近くまできてしまった浩二。家を守り母を守ってきたら、仕方ないわよね。
でも畠山氏(マキタスポーツ)の寄り合いで「この辺はもう、いい男なんて一人も残ってないから!」なんて大声で言われてしまって、可哀そうすぎる浩二(いますね。こういうデリカシー皆無のおじさん)

東京から音ちゃんがやってきて、要領の悪い古山兄弟にハッパをかける。なんか戦前の明るい行動派の音ちゃんが戻ってきた!やっぱこうじゃなきゃ。音ちゃんはドスドスと歩くゴジラでなきゃ(笑)。
迷ったあげく遂にプロポーズを果たす浩二でしたが、朝ドラ15分では交際期間もなく即、挙式なのでした。思えば裕一夫妻が結婚式挙げてないので、美しく華やかなお式が嬉しい。昭和26年に(あれ、料亭よね?)これだけ豪勢に三々九度を敢行出来るということは、たぶん、古山家は呉服屋時代の財産もまだお持ちだったのでしょうか(すみません下世話で)。あ、お母さんの実家の権藤家が財閥よね。
原節子似の浩二のお見合い相手の方も、立派なお家のお嬢様ぽかった。浩二の年齢考えると難しくないか?とも思うけど、公務員だから条件いいのかなやっぱ(すみません下世話で)。
ウチの父と母は昭和30年挙式でしたが、少数の親戚で会食して写真館で記念撮影してそれで終わり。それで背一般だったうです。比べたら、古山家はやはり相当の名家なのだと思います。

終盤戦になって、毎週金曜日にはスピーチしてる裕一(笑)。今週は娘の結婚式でスピーチでしょうか。年とるとスピーチ多いよね。
三郎父さんの代わりに、親族代表で新郎の弟を褒めたたえる裕一さん。
でもおおげさでなく、ほんとに浩二が頑張ったから古山家は存続したんだよなー。
それまでの兄弟のいざこざと和解の歴史があるから、スピーチ途中で言葉を間違えたり言い直したり、そんなところも裕一さんの「感極まれり」が滲み出ていて、本当に泣いているようだった。そうそう、リアル結婚式スピーチです、これが。
最近、結婚式しない人も増えてますが(コロナでなおさら)、やっぱりいいね。
みんな、戦争が終わって、幸せを実感出来る。
そんな場面を積み重ねて豊かな人生になっていくんだな~。

「高原列車は行く」の♪ラララララ♪に乗って、幸せな幸せな福島編でした(私はこの歌もサビが歌えるな)★
コメント
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