サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

オーストラリアの自動車市場

2020-06-18 08:17:42 | 日記

日本の自動車メーカーにとって、オーストラリアは北米につぐ大きな市場である。ちなみに2019年の新車販売は約100万台だった。これは2018年と比べると8%下がっている。それでも100万台は大きい。昔はトヨタ、日産、三菱、フォード、GM系列のホールデンは現地生産をしていた。しかしコストの上昇と関税の低下により、完成車輸入のほうが有利になり各社とも現地生産をストップ。

 

最も売れているブランドは毎年トヨタである。2019年にはトヨタは20万5千台を販売。新車販売のうち45.5%はSUVである。SUVは人気がある。トヨタRAV4, マツダCX5, ホンダCRV, などなどたくさんある。

 

しかし今年の2月末から新車販売が急激に落ち込み、4月は対前年比49&ダウンだった。コロナで失業者が増えて、先行き不安の中で新車を買おうという人は減った。またオーストラリアは中古車の売買も多く、中古車の値段が落ちない。筆者は2月に車を買い替えたが12年乗ったトヨタのRAV4をネットで約80万円で売った。あまり車に乗らないので12年で47000kmしか走行しなかったので、高めに売れたのだ。12年落ちで80万円は悪くない。

 

代わりに買ったのがマツダCX30である。本当はスバルXVを買いたかったのだが、家人がマツダ好きなために押し切られてしまった。家人はマツダ2に乗っている。それでも筆者は新しいものが好きなので、今年の2月に販売開始のCX30ならばとマツダを買った。前評判ではCX30はオーストラリア市場を席捲するのではないかと言われたが、コロナのために思ったようには売れていない。

 

筆者がCX30の購入申し込みをしたのが1月末で納車が2月中旬だった。あと1か月遅かったら、車は買わなかったかも知れない。フリーランスの仕事をしている家人は3月以降は仕事が激減してしまい、現在は政府の給料補償でくいつないでいる。とても車どころではなくなったのである。

 

CX30が我が家に来て以来4か月たったが、街で運転していても他に同じCX30を見かけたことがない。やはりほとんど売れていないのだろう。いい車なのにコロナの影響をもろに受けてしまって残念である。


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