サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ガスペリー二のマンマーク

2019-12-23 16:12:13 | 日記
アタランタのガスペリー二監督の戦術は尋常ではないとか、異次元とか言われている。いろいろなコラム、動画を見たがガスペリー二の戦術、特に守備の特徴が面白かったので考察してみよう。


①フォームは3-4-2-1。

②マンツーマン、マンマーク。All court man markに近い。

③守備は1対1が原点。自分がマークする場合はリトリート、ディレイ、囲むではなく、ファーストタッチでボールを取り切る守備。かわされたら即ピンチになるリスクもある。そのためアタランタは失点も多い。

④攻守の切り替えが早い。CBが1対1でボールを取り切るのでそこから即縦パスで前線にボールを運ぶ。だからショートカウンターも多い。

⑤マンマークだから連携が重要で誰が誰にマンマークに付くのかの判断が早い。

⑥相手の戦術に合わせてマンマークも変える。


などなど、かなり特徴のある戦術である。マンマークだから1対1に弱い選手は使えない。これが基本である。今季はセリアAでは現在5位、得点は1位。失点は中位である。マンマーク戦術で得点力を上げているが、その分失点も多い。見ていて面白い戦術である。


このガスペリー二の戦術を同じ3-4-3を取るチームが真似した場合にどうなるのか。森保五輪代表にぜひ試してもらいたい。どうせパッとしないのだから試して欲しい。成功すれば世界中から注目されるでしょう。

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