サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

本田の初陣、カンボジアvマレーシア

2018-09-11 10:31:02 | 日記
本田GMの初陣となったカンボジアvマレーシアのハイライトを見た。本田の行動は監督とまったく同じで監督ボックスに立ち、選手に指示を出していた。名ばかりの監督さんはベンチに座っているだけ。本当に名ばかりさんである。


さていくら本田が監督になってもカンボジアのレベルが突然変異的にアップするわけではない。試合は前半早々にカンボジアが先制して1-0で折り返した。後半に3失点して1-3で逆転負け。マレーシアのほうが実力は上だろうが、カンボジアはけっこういい試合をしていた。攻撃はまあまあである。しかしDFラインが脆く、GKのレベルが低い。時間はかかるだろうが、守備をもっと改善できればいいところまでいくだろう。


さて問題はカンボジアがどこまでいけるのかということだ。本田は2年契約ということだがその2年間で何を成し遂げられるか。究極的にはワールドカップ出場だろうがその前にアジアカップへの出場だろう。いやその前に東南アジアカップでのベスト4か。


現在東南アジアで強いのはタイとベトナムである。タイは前回のワールドカップアジア予選で最終予選まで残った。せめてこのレベルまでカンボジアを引き上げられれば大成功だろう。そのためにはカンボジア国内リーグのレベルアップ、国外リーグ、できればJリーグでプレーできるような選手の育成。また外国人選手がカンボジアリーグでプレーしてリーグにいい影響を与えることなどなどなど。


これらのいわば事業を本田は目指しているのだろうが、日本は1993年のJリーグ創設から1998年フランスWC出場まで5シーズンかかった。1993年の日本と現在のカンボジアでは当然雲泥の差がある。実に気の遠くなるようなプロジェクトである。現役を引退したのならいざ知らず、パートタイムの無給の代表監督をやるとは何が本田を突き動かしているのだろうか。

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