オーストラリア政府が国民にダウンロードを推奨しているスマホアプリがある。COVID Safeという名前でブルーツースを利用して、コロナウイルスに感染した人を追跡する目的で開発された。これをダウンロードする際に名前、住所、年齢、携帯電話番号などを入力。もし感染したら、その人の行動をアプリで追跡できるというすぐれものである。すでに40万人くらいがダウンロードして、政府はより多くの国民にダウンロードするように協力を呼び掛けている。
問題点としは、プライバシー保護である。このビッグデータを管理するクラウドはアマゾンを利用するので、アマゾンが個人情報を悪用しないか、間違って流用しないか。政府が国民を管理するツールとして利用しないのかなど懸念材料はいくらでもある。
このアプリには連邦政府、各州政府が行っている各種制限、サービスが毎日アップデートされる。そういう利点もあるが問題点のほうが多いような気もする。筆者も早速ダウンロードしてみて息子にそれを話したのだが、そんなプライバシー保護が危ないアプリはやめたほうがいいと言われたので、すぐにアンインストールした。
もし日本で政府が似たようなアプリを国民にダウンロードしろと言えばどうなるだろうか。まず不具合のないアプリを政府が開発できなだろうということと、プライバシー保護の観点から猛反対されるだろう。アプリのネーミングも「コロナ安全アプリ」とか「コロナ厄除けアプリ」とでもするのだろうか。
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