家長のハットトリックなどで川崎がガンバ大阪を5-0で蹴散らし、J1最速優勝を決めた。それにしても一応、首位と2位の直接対決なんだからガンバにはもっとしっかりして欲しかった。まあ、これだけ川崎が独走していたのだから、仕方がないのだろう。
さて今日の試合を見て川崎の強さを感じた。まずボールポゼッションが高いのはいうまでもないが、ボールを取られた後の奪い返しが早い。そして選手間の距離が短く、ボールを細かくつなぐ。それが徹底している。選手間の距離が短いために、パススピードもさほど強くなくてすみ、そのためにトラップもしやすいゆるいパスですむ。だからパスが雑にならない。
今シーズンのMVPは三笘だろう。左サイドが主戦場だが、どこでもこなせる。狭いスペースを切り裂くようにドリブルで突破できる。サッカーIQが高く、判断が早い。まだ23才だし、次にヨーロッパに移籍する選手は三笘だろう。どの程度のレベルのクラブに移籍できるかにもよるだろうが、ウイングができる選手はトップ下しかできない選手よりは有利だろう。
さて来季の川崎だが苦手なACLに出場しなければならない。2017年はベスト8だったが、2018,2019は一次リーグ敗退。ACLに出るシーズンはリーグ戦に影響が出るためにどうしても両方とも苦戦する。最初からACLは手を抜いてリーグ戦重視でいくのか、大補強をしてでもACLも勝ちに行くのか。だた今季同様に来季のACLもコロナの影響を受けるだろうから、対応しにくい。
中村憲剛の引退のシーズンを優勝で飾り、憲剛も心置きなく引退できることでしょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます