いつもよく中国時代劇を見ている。日本のTVが見られるサイトがあって、いろいろパッケージがあるが筆者は東京、大阪の地上波、BSがほぼ網羅されているパックで見ている。アニメを見るだけでも忙しいので、WOWOW,衛星劇場の中国時代劇をよく見る。中国時代劇には不思議な点がある。
①架空の王朝、時代を設定しているドラマ
中国人は実話に基づくドラマにはこだわりがあり、ちょっとでも時代考証がおかしかったり、史実と異なると批判が殺到する。このためそれを避けるために架空の設定のドラマが多くなる。その多くが魔術、秘術、神様が登場して、空を飛んだり、光線を出したりする。ちょっとこれにはついていけない。
②すぐに血を吐く
毒を盛られたり、矢を胸、腹に受けるとすぐに吐血して死んでしまう。致命傷を負ったことを分かりやすく表現しているのだろうが、人間はそんなに簡単に血を吐かない。その吐血の仕方がとんでもなく大げさで、いくらなんでもそこまで血を吐かないだろうと思う。
③セットの使いまわし
大型セットになれば仕方がないのだろうが、宮殿のセットはどのドラマを見ても同じである。同じ時代設定ならば分かるが、時代が違うのに同じような建築様式のセットばかりになる。時代考証は細かい部分まで気を使って欲しい。
④脈診
どの時代でも医者の基本は脈診である。毒を盛られれば、臓器のどこまで毒が浸透しているかまで分かってしまう。重篤患者の余命まで分かる。妊娠何週目まで分かる。調べてみたら、脈診で妊娠の詳細、男女の区別まで分かるようだ。あながち、うそでもないようだ。
⑤人気キャラクター
同じ人気のあるキャラが多くなる。隋の初代皇帝の皇后である独孤 伽羅、唐代の則天武后はおなじみである。男性なら三国志関係、清の乾隆帝などもよく出て来る。強烈なキャラだから描きやすいのだろう。
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