サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ミーガン・ラピノー

2019-07-11 11:36:18 | 日記
女子サッカーのアメリカ代表選手のラピノーは面白い選手である。OPTUSのコメンテーターはラピノーではなくラピーノと発音していた。どちらが正しいのだろうか。


さて同性愛者であることをカミングアウトして、人種差別、社会的差別の是正をアピールするために試合前の国歌は歌わないその姿勢には敬意を表します。アメリカで国会斉唱を拒否することがどのようなバッシングされるのかは知らないが、彼女の行動力はすごいと思う。


WC優勝パレードの後のスピーチでも自分の信念に従って自分のできることをして欲しいと訴えていた。くそったれのホワイトハウスには招待されてもいかないし、チームメイトにも自分たちと同じ考えとは思えない政権とW杯を分かち合うことの意味をよく考えるようチームメートに促したいと呼びかけた。


このラピノーの人気が上昇して大統領選挙でラピノー対トランプになった場合は42対41でラピノーが勝つという世論調査が出た。これに対してラピノーは忙しすぎるので出馬はしないとスピーチの中で発言していた。


もっともこれまでのラピノーの発言、行動を見ていれば、正義感が強く政治に興味が強いことが分かる。本当に大統領選に出馬すればかなりの有力な候補になるかも知れないし、アメリカのマイノリティはそれを期待しているのかも知れない。そして34才だからもうサッカーから現役引退する時期である。


しかし政治に興味があるスポーツ選手が有能が政治家になれるかどうかは別問題である。アメリカ大統領選挙のようにイメージが先行して実態が伴わない候補は途中で脱落してしまう。ラピノーの魅力は史上初の女性大統領、史上初のLGBTの大統領ということだけである。


外交安全保障、経済政策、移民政策などなどラピノーの主義主張はまっさらだろう。民主党に担がれない限り政治家として素人のラピノーが大統領選挙を勝ち抜いていくなんて非現実的でもある。


世論の盛り上がりどうりに今後ラピノーがあれよという間に大統領選挙出馬となり当選とでもなれば、まさしくフェリーテールである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿