JFAの田嶋会長がカタールWCの選手登録枠が23人から26人に増える可能性が高いことを認めた。FIFAが来月上旬にも正式決定する見込みという。そのうえで、これは日本に有利になると会長さんは発言している。どうしてなんだ?
選手登録枠が増えればその恩恵は一様に参加国すべてにいく。日本だけが有利になることはない。日本にもドイツ、スペイン、コスタリカにも有利になる。小学生でもわかる理屈だ。メディア向けにチュニジア戦の惨敗で非難ごうごうの雰囲気を変えようと仕向けているのかもしれない。
メディアに載るコラムはWCにはどの選手が選ばれて、どの選手が落ちる。ベストの布陣はこうだといったものばかり。まだ5か月も先である。それにメバーは森保監督の中では決まっていて、多分ドイツ戦のスタメンもあるだろう。
もちろんそれは怪我でリハビリ中の富安、酒井、コンデイションがあがるのを待っている大迫も含まれているだろう。いくら9月に2試合あるといってもそれは戦術の確認だろうし、直前に多分1試合やるだろうがそれはコンデイション調整にすぎない。
今さら選手起用、配置をほとんど変えないだろう。うまくいっていなくても過去の実績をもとに慎重に試合をするのが森保監督である。選手がそろえばという条件付きだが、ドイツ戦のスタメンはトップに浅野、右に伊東、左に南野。2列目はアンカーに遠藤、ボランチに田中と守田(あるいは原口)。CBは吉田と森保。SBは右に酒井、左に長友。GKは権田。
この結果は3連敗だろう。誰が上げるかは別にして、左右のクロスだけが日本の生命線でそれも不正確で真ん中で合わせる選手がいない。SBとCBの間にロングボールを放り込まれて吉田がミスして失点。目に見えるようだ。
監督を変えなくてもいいから戸田和幸さんを戦術担当コーチとして迎えたほうがいい。選手のアドリブに任せているのだから戸田さんに任せてもいいだろう。
戸田さんを戦術担当コーチにしよう。