久保が行くかも知れないレアルソシエダとはどんなクラブなのか。ラリーガの中で名前をよく知るクラブといえば、レアルマドリード、バルサ、アトレチコ・マドリード、バレンシア、エスパニョール、マジョルカ、エイバル、セビージャ。ビッグクラブと日本人選手がいたクラブくらいはスラスラでてくる。もっと名前を挙げられる人はかなりのラリーガ通だろう。
レアルソシエダと言われて、ああ、あの選手がいたところねとわかる人はそうそういないだろうし、このクラブのホームがどこなのかは普通は知らない。レアルソシエダのキーワードはウーデゴーとバスクである。
まだ23才のウーデゴーだが、レアルマドリードからいろいろとレンタルにたらい回しにされて、レアルソシエダで活躍したのは2019/2020シーズンである。リーグ戦で31試合出場で4ゴール。カップ戦で5試合で3ゴール。
トップ下、インサイドハーフの選手だからゴール数はこんなもんだろう。ウーデゴーといえばレアルソシエダというイメージだったので、意外とゴールが少ない。レアルソシエダの後にレアルマドリードに戻るがほとんど出場できずに2021年1月にアーセナルにレンタル移籍、その後2021年8月に完全移籍。
つまりアーセナルでのキャリアは富安よりも半年早いだけである。昨シーズンはポジションを完全につかんだとは言い切れなかった。新シーズンも攻撃陣は補強が多かったので、もっと活躍しなければ序列が下がるだろう。
さてレアルソシエダはバスクにある。バスクで有名なクラブはビルバオ、エイバル、そしてレアルソシエダだろうか。バスクはフランスとの国境に近い地域である。ビルバオとレアルソシエダの試合がバスクダービーである。
ウーデゴーはレアルソシエダで1シーズン活躍したが、レアルマドリードにレンタルバックされてしまった。これを避けるためにレアルソシエダは久保を完全移籍で獲得したい。ただし移籍金交渉が折り合わず、レアルソシエダは金銭にイサクを付けるという条件を出している。
ここで疑問が出てくる。2021/2022は4ゴールと振るわなかったイサクだが、その前のシーズンは17ゴールであるし、まだ22才と若い。久保の代わりに差し出すのはあまりにももったいない。そして久保はそれほどしゃかりきになって欲しい選手なのだろうか?
久保の代わりにレアルマドリードに行くのだろうか、イサクさん。