サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

予選が終わればメンバーが変わるのか

2022-03-19 07:44:28 | 日記

オーストラリア戦、ベトナム戦が無事に終わり、WC出場が決まれれば今後は新たな選手を試していくのではないかという予測がある。例えば橘田、川辺、奥川など好調な選手を試して、バックアッパーとしてあるいは現在の先発選手とポジションを争わせるべきという意見である。

 

保守的な選手起用しかしない森保監督も、予選が終わればさすがに冒険するだろうという見方だが、筆者はそんなことはしないだろうと考える。新たな選手を試すには、最低でも親善試合が4,5試合は必要だろう。WCは11月21日で、海外クラブのスケジュールは知らないがJ1の最終節は11月5日。つまり大会前の合宿は11月6日以降でせいぜい2週間だろう。

 

昨年からのフル代表の親善試合はほとんどない。やりたくてもできないのだ。WC予選があったから試合は多かったが、当然のことながらすべてアジア相手である。コロナが高止まりしている日本にわざわざ来てくれるチームもないだろうし、そもそも日本に入国できるのかも怪しい。

 

WC予選は特例として外国チームを入国させてきたが、親善試合ではそうはいかない。では日本代表がヨーロッパに出かけていくかも怪しい。FIFAの今年の国際マッチデーを見ると、6月と9月の2回。ここで2試合ずつ組めるとしても最大4試合。日本代表がヨーロッパに出かけていけば、試合が組めるかもしれないが、果たしてマッチメイクできるかどうか。

 

無意味な親善試合をして、そこで新戦力を試すといってもたかが知れている。とすれば、予選のメンバーとほぼ変わらない選手が本大会にも出てくる。2018年ロシアWCと比べても同じメンバー、つまり吉田、長友、酒井、大迫などなど2018年どころか2014年ブラジルWCと同じ選手ばかりである。

 

新陳代謝が全く起こっていない。本当にワクワク感のでない代表である。