サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

大坂なおみのユーモアのセンス

2018-09-09 19:09:58 | 日記
USオープンテニスで大坂なおみ選手が優勝した。こちらのスポーツニュースでもFirst Japanese woman wins grand slam titleと紹介されている。しかしセリーナ・ウイリアムズの負け方がひどかったために大坂選手が勝ったというよりもセリーナが負けたというインパクトのほうがニュースバリューとなってしまった。これから他のメジャータイトルも勝ちまぐれではないことを証明して欲しい。


さてプレスコンファレンスでの質疑応答の中で面白いやりとりがあり、そこに大坂選手のユーモアのセンスが光っていたので紹介しよう。質問は大坂という苗字に関するもので大坂生まれだから大坂という苗字なのか、父親はハイチ人なのだからそちらの苗字を付けないのかというものだった。


それに対して大坂選手は「Are you ready ?」「We are recycling joke from 2014, everyone who's born in Osaka, their last name is Osaka」とジョークで答えた。直訳すると「2014年から使い古しているジョークだけど、大坂生まれの人はみんな大坂という苗字だよ」となる。


その後に母親の苗字を使っていると補足しているが、ジョークで説明し始めて質問のピントがはずれていることを指摘したわけだ。質問者にあなたの質問はおかしいというのではなく、ジョークでやんわりとつつんでいた。ユーモア、ウイットに富んだやりとりである。


今年のオーストラリア・オープンの時もオージー選手に勝った後のコートでのインタビューで、みなさんが応援していた地元の選手に勝ってしまってごめんなさいというようなことを言っていた。ずいぶんと謙虚だなと思ったが、プロのテニス選手でそんな発言をする選手はあまりいない。


しかしこれからはグランドスラム覇者の一員なのだから、謙虚ではなく自信をもっと表に出して欲しい。