本が好き!な、りなっこのダイアリーです。週末は旦那と食べ歩き。そちらの報告も。
本読みの日々つらつら
6月に読んだ本
6月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:5526夢見る帝国図書館
読了日:06月30日 著者:中島 京子フランダースの帽子 (文春文庫)の感想
久しぶしに読む長野さん。やはり好きだ。6篇が其々にとてもよかった中、とりわけお気に入りは表題作と、賢治ものの「ノヴァスコシアの雲」。
読了日:06月28日 著者:長野 まゆみ枕草子/方丈記/徒然草 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集07)
読了日:06月26日 著者:酒井 順子 (翻訳),高橋 源一郎 (翻訳),内田 樹 (翻訳)死者の饗宴 (ドーキー・アーカイヴ)
読了日:06月23日 著者:ジョン メトカーフ三人の逞しい女
読了日:06月20日 著者:マリー ンディアイ穴掘り公爵 新潮クレスト・ブックスの感想
こういう話は堪らない。身分高く財力もある老公爵が、心身ともに頽れていく。その狂おしいばかりのひた向きさでもって常軌を逸していく精神の軌跡が、鹿爪らしく綴られている。可笑しいやら、どこか愛おしいやら。イングランド最大の果樹園も有する広大な敷地内に、邸から放射状に掘られた巨大なトンネル(だが然したる目的はない)。ひとつ所に穴を掘り続けるような出口のない思考と、散漫な好奇心。その果てにたどり着いた骨相学…からの展開にはのけ反った。完璧な孤独に守られている老公爵は、それ故に、他の存在を傷付けることなく壊れていく。
読了日:06月19日 著者:ミック ジャクソンエイハブ船長と白いクジラ
読了日:06月18日 著者:マヌエル・マルソとつくにの少女 7巻 (ブレイドコミックス)
読了日:06月16日 著者:ながべ恐竜の教科書: 最新研究で読み解く進化の謎
読了日:06月15日 著者:ダレン・ナイシュ,ポール・バレット銀色の鈴 (講談社文芸文庫)
読了日:06月14日 著者:小沼 丹教皇庁の使者
読了日:06月13日 著者:服部 独美完全版 最後のユニコーン
読了日:06月12日 著者:ピーター・S. ビーグル富士日記〈下〉 (中公文庫)
読了日:06月10日 著者:武田 百合子美学文芸誌「エステティーク」Vol.2 特集:狂
読了日:06月09日 著者:津原 泰水,船越 保孝,藤田 博史,大岡 淳,中所 宜夫,田中 雅一,鵺神 蓮,三浦 和広,松岡 友,黒瀬 珂瀾,藤田 つぐみ,岩渕 竜子,華藤 えれな,武田 宙也,辻 大介,磐樹 炙弦,成瀬 信彦,樋口 りの20世紀ラテンアメリカ短篇選 (岩波文庫)
読了日:06月07日 著者:歳月
読了日:06月06日 著者:ヴァージニア・ウルフ乙女の密告の感想
再読。
読了日:06月03日 著者:赤染 晶子ジョゼフ・フーシェ―ある政治的人間の肖像 (岩波文庫 赤 437-4)の感想
曰く、人間学の大家。野心家ではあるが虚栄心は持たず、人を小馬鹿にしてかかることで困難な危機を切りぬける。冒険を淫愛する賭博者にして、千変万化変化自在の外交家気質で生まれつきの裏切者。…などなどなど、これでもかこれでもかと随所で褒め称えているのが凄い。ロベスピエールやナポレオンとの相克による陰謀応酬、両者の歯軋りが聴こえてきそうで面白かった。
読了日:06月03日 著者:シュテファン・ツワイク
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