本が好き!な、りなっこのダイアリーです。週末は旦那と食べ歩き。そちらの報告も。
本読みの日々つらつら
2月1日(金)のつぶやき(読んだ本、『黒い美術館』)
@rinakko 10:40
【さかしま (河出文庫)/J.K. ユイスマンス】を読んだ本に追加
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@rinakko 11:20
@pyoko45 こんにちは。国書のボウエンが手元にあるので見てみました。訳者あとがきによれば、『あの薔薇・・』は3篇、『幸せな・・』は2篇かぶっているそうです。“誤訳を直し約四割がた新訳”だそうです。私もミネルヴァは未読なので、手を伸ばすかどうか悩めるところです(笑)。
@rinakko 20:06
【黒い美術館―マンディアルグ短編集 (白水Uブックス)/アンドレ・ピエール・ド マンディアルグ】を読んだ本に追加
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/4e/988bf16a11955f544e71bb8028bd9641.jpg)
“マルスリーヌ・カイン。いうなれば灰と、砂と、血を混ぜあわせたような女だった。” 43頁
とても好きだったのは、「仔羊の血」。両親も含めて誰ひとり愛したことがない、14歳のマルスリーヌの物語である。彼女にとって唯一の例外が飼っている大きな兎で、肌と毛皮が触れ合う感覚を楽しむ遊びが日課だったが…。思いもよらない展開が待ち受けていて総毛立った。背徳に慄きつつも、野蛮な残酷美を賞する甘やかな後ろめたさ。稚い少女の流す血と性の匂いと、死を待たされる獣たちの麝香のような匂いに、噎せ返りそうになった。マルスリーヌの逆襲に目を瞠る。
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