今日は中国酒家♪ 「同源」

8月24日、日曜日。曇り後晴れ。 
 徐々に、お天気が回復。  
 このところ蝉の数がかなり減ってきているのが、如実に音でわかる。カナカナゼミは、まだ聴こえてこない。 
 住んでいる建物の目の前が、素敵なアーチを成す欅並木なので、最盛期の頃の蝉の声が半端じゃない。特に朝のクマゼミ。幾本も植わった欅の、下の方にとまった奴から梢に近い奴らの分まで、一匹とて余すことなく全ての蝉の声が一塊りの大音声になって、5階の部屋に雪崩れ込んでくるのだ。毎朝。ふ。それが今年もおわりつつあるなぁ。

 さて今日のランチは、だーさんが情報誌でチェックを入れていた、岩屋にある中華のお店へ行ってみることになった。お目当ては、その雑誌で紹介されていた本格的な麻婆豆腐。お店の表記に従えば、麻辣豆腐である。
 阪神電車を利用して、いつもの三宮よりも手前の岩屋駅から歩くことしばし、目指すお店が見えてきた。店先に人影があるので、「待ってる人がいるみたいだねー」と言いつつ到着。 

 はい、それは「同源」というお店でっす。
 すぐ近くに停められた自転車に、可愛いミニチュアダックスが繋がれていた。手を出しかねつつ「可愛いなぁ…」と、見詰めながら待っていた。

 さほど長くは待たされず、店内の人となる。まずはビール。
 うーん。真夏の真昼のオアシスのような感じは、もう味わえない。でも呑む。ぐびび。

 黒板メニューの前菜に激しく惹かれたので、さっそくそれを頼んだ。
 こちら、“白桃とエビとアボカドの前菜”。
 ただただ桃に釣られたけれど、美味しいよう…。

 そして、“塩豚肉と野菜の炒め”。
 シンプルな素材の組み合わせに、旨味が凝集されている一皿だった。食がすすむすすむー。

 そしてこちらが、“銭家麻辣豆腐”。辛さが4段階(マイルド、普通、激辛、超激辛)なので、激辛でオーダー。
 ふ、ふふふ。1.5人分程度の量だったけれど、程よく辛くて大満足な逸品であったよ。 
 お店で頂く麻婆豆腐は、家庭で作るものと全然違うなー。四川料理には欠かせないという花椒(舌が痺れるような辛さの“麻”の風味を生み出す香辛料)などのスパイスが入ると、全然別物なのね。
 
 いやほんと、こんなに美味しい麻婆豆腐は久しぶりだった。あ、麻辣豆腐か。
 超激辛でもいけそうかな。でも、激辛で充分な気もする。二人でぺろりと平らげてしまった。

 この時点で、いただいたどの料理も凄く美味しくて、他のご飯ものなんかにも大いに期待を寄せていたのに、なぜかだーさんが「店を代える」とのたまうので、後ろ髪をひかれつつお店を後にした。 

 えっと…。で、わざわざ三宮まで移動して向かった先が、しょっちゅう利用している居酒屋だったので、いささか釈然としない気分でミックスピザなどを齧るのであった。
 お店を代えた理由というか、その必要性があったのかどうかよくわからなかったので訊いてみたけれど、やっぱりよくわからなかった…。うぬーん。
 まあねえ、女性に比べて男性が、一軒目で長居をしたがらない傾向があるのはわかるけれどもさあ。ぶつぶつぶつ…。

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