2月8日(金)のつぶやき（読んだ本、『失われた時を求めて ３』）

@rinakko　08:44
【失われた時を求めて（3）――花咲く乙女たちのかげにＩ (岩波文庫)/プルースト】を読んだ本に追加

 

　“オデットとの結婚は、スワンの人生において――スワンの死後に生じるはずのできごとの予兆として――すでに死後の幸福だったのではないか。”　108頁

　空想に過ぎないと信じつつ憧れ、願い続けたことも、一たび叶ってしまえばその場所を夢みていた頃の気持ちには決して戻れない…。とか、真実ではあるものの水をさすような思惟が差し挟まれると、むう…と唸ってしばし立ち尽くす。恋愛の心理一つとっても微に入り細を穿つと言うか、そこまで書きますか…と思う箇所がこれでもかとあり、そこが妙味だった。
　それにしても、“私”の目に映るスワン夫人の美しいことと言ったら。衣装の描写も悉く素晴らしく、幾度となく溜め息がこぼれた。スワン夫人の外出着を選ばせてもらったりしているあたり、この先の恋愛も心配だ（でも、そうなっていくのだろうな…）。

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@rinakko　09:23
おはよございまず。寒いと思ったら雪…！