本が好き!な、りなっこのダイアリーです。週末は旦那と食べ歩き。そちらの報告も。
本読みの日々つらつら
12月に読んだ本
12月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:4913彼女のいる背表紙の感想
再読。“書物のなかで知り合った印象深い女性たちとの再会”を纏めたエッセイ集。再読という不思議な再会(何せ向こう側で時が過ぎることはない)について。ある小説(或いは日記でも回想録でも)を一度読んだだけで、そこにいる“彼女”を本当に充分に知ることが出来たとは言えない…ということについて。著者がその作品を思い出すきっかけから再読にたどり着くまでの流れも見事で、変化のない彼女たちとの再会に静かに向き合う誠実で深甚な言葉に胸を衝かれた。短い1篇1篇に、居住まいを正したくなるような読み応えがあった。
読了日:12月29日 著者:堀江 敏幸マンスフィールド短編集 (新潮文庫)
読了日:12月28日 著者:マンスフィールドエトルリヤの壷―他五編 (岩波文庫 赤 534-1)
読了日:12月27日 著者:プロスペル・メリメバン・マリーへの手紙
読了日:12月25日 著者:堀江 敏幸シェイクスピア全集 (4) 夏の夜の夢・間違いの喜劇 (ちくま文庫)の感想
再読。
読了日:12月25日 著者:W. シェイクスピア死体展覧会 (エクス・リブリス)
読了日:12月22日 著者:ハサン・ブラーシムアブサンの文化史: 禁断の酒の二百年の感想
アブサンに纏わる逸話がたんもり。19世紀の末、着飾った人々でにぎわうパリのカフェで、広く親しまれていた“緑の妖精”アブサン。翡翠からオパールへ変色するそのグラスは、禁酒論者から“ありきたりな人生や仕事を否定する無頼派の象徴”として目の敵にされたが…。「砂糖と一緒に、飲むぞっ!」という馴染みの挨拶を叫ぶヴェルレーヌ、アブサン飲みの浮浪者に気高い退廃主義を嗅ぎ取ったマネ、神経を鞭打ち正気を犠牲にして夢想家になるために飲んだくれたランボー、アブサンのカクテル通ロートレック、黄色が占めるゴッホ晩年の絵画…。
読了日:12月20日 著者:バーナビー・コンラッド三世湖畔荘〈下〉
読了日:12月19日 著者:ケイト・モートン湖畔荘〈上〉
読了日:12月18日 著者:ケイト・モートンバーナム効果であるあるがある (ヤングアニマルコミックス)
読了日:12月15日 著者:川原泉ギリシャ語の時間 (韓国文学のオクリモノ)
読了日:12月14日 著者:ハン ガンピンポン (エクス・リブリス)
読了日:12月13日 著者:パク・ミンギュ遊戯の終わり (岩波文庫)の感想
再読。
読了日:12月12日 著者:コルタサル矢の家【新版】 (創元推理文庫)
読了日:12月10日 著者:A・E・W・メースン知りすぎた男―ホーン・フィッシャーの事件簿 (論創海外ミステリ)
読了日:12月08日 著者:ギルバート・キース チェスタトン緑のハインリヒ (4) (岩波文庫)
読了日:12月06日 著者:ケラー緑のハインリヒ (3) (岩波文庫)
読了日:12月05日 著者:ケラー緑のハインリヒ (2) (岩波文庫)
読了日:12月01日 著者:ケラー
読書メーター
« 12月30日(土)... | 1月1日(月)の... » |