1月31日

 @rinakko
 【心の死/エリザベス・ボウエン】を読んだ本に追加
 
  再読。ボウエンの少女たちの内でも、ポーシャの寄る辺なさは際立っている。少女のイノセンスと孤独、心の死。
 “イノセンスは、つねに虚偽の位置にいる自分自身がわかるので、心のなかがイノセントな人々は不正直になることを学ぶ。自分自身の用法で話す言語が見つからないので、不完全に翻訳されることに自らをゆだねてしまう。彼らは孤立している。(略)親愛の情を示す我々の現行のシステムはあまりにも堕落していて彼らには機能しない。” 
 “期待とは夢の最も危うい形であり、夢が夢であると気づいたときに目覚めた世界で試練が始まる。”

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