3月30日(月)のつぶやき(読んだ本、『イザベルに ある曼荼羅』)

@rinakko 06:27
今朝のおめざに、十三駅で買った桜餅。でも、その喜八洲というお店は、調べてみたら酒饅頭とみたらし団子が人気商品だった。私が買ったのは桜餅と花見団子(かすりもしない)。また今度試してみる。

 
 
@rinakko 07:45
【イザベルに: ある曼荼羅/アントニオ タブッキ】を読んだ本に追加
 留まらぬこの時をせめて引き延ばしたい…と、ふと立ちどまる。染み入る文章はただ心地よく、どこへたどり着くとも知れぬままに運ばれていく旅は、またレクイエムの変奏でもあったよ…。
 当時の事情と思惑とに覆い隠され、そこに折り重なった時間に殆どかき消されたイザベルの足跡を、人の曖昧な記憶を繋いでタデウシュが手繰りよせていく。それは幽し糸なのに、ちゃんと導かれているようだ。イザベルはどんな女性だったのだろう…と思いを馳せつつ頁を繰ると、ゆっくり少しずつそのヴェールが解かれていく。その按配も素晴らしい。
 薄灰色の雨空が似合うと決め込んでねぶねぶ浸ったが、どんな雲も最後は風に払われてしまった。タデウシュが探していた“中心”とは違う場所にたどり着く、素敵な終わり方だった…。
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