10月13日

 ジョゼフ・ペレス/小林一宏訳『ハプスブルク・スペイン 黒い伝説』を読んだ 
 
 アフリカはピレネーに始まる…と例外視され続けたスペイン。その端緒は、権勢を誇った強国への憎悪、ハプスブルク朝の覇権に対する他国の恐れにあった。
 故に捏造された黒い伝説(フェリペ2世への個人攻撃、スペイン人の狂信・不寛容・蒙昧、インディアス先住民の虐殺)。
 そして国が弱体化した後も止まなかった攻撃の新たな理由は、カトリシズムに固執して宗教改革が浸透せず、だから近代化を妨げられた→やはり蒙昧な国だ、という決めつけによるもの。まるでラテン人は呪われているかのように見えた…と。 話はスペイン再興まで及び、読み応えがあった。

 

 

 

 おはよございます。ビビンバ炒飯のおにぎり。喉痛い😣 #OnigiriAction 青空ごはん部
 

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