8月15日(火)のつぶやき（読んだ本、ルソー『告白』）

(@rinakko) 2017年8月15日 - 15:49
【告白 中 (岩波文庫 青 622-9)/ジャン・ジャック・ルソー】

	告白 中 (岩波文庫 青 622-9)
	クリエーター情報なし
	岩波書店

　“ああ！ 永らく真実の恋を知ることのなかったわたしだが、今ここに、わたしの心も、官能も、恋にたっぷり延滞金を払っている。片思いでさえこれほどのときめきを感じるのなら、相思相愛のひとのそばにいるときのときめきはいったいどのようなものであろうか。”　恋に延滞金ww　ともあれ、こういうところが憎めなくなってくる。

(@rinakko) 2017年8月15日 - 16:02
【告白 下 (岩波文庫 青 623-0)/ジャン・ジャック・ルソー】

	告白 下 (岩波文庫 青 623-0)
	クリエーター情報なし
	岩波書店

　“しかし、わたしの存在はこうなのだ。たとえそこに矛盾があるにしても、それは自然のなせるわざであって、わたしのしわざではない。その矛盾もわずかなものでしかなく、わたしがわたしであるゆえんはその点にある。”
　困った人だ…と思う点は多々あるけれど、赤裸々に自己を告白しようとする姿勢にうたれた（何か…妄執すら感じる）。愛や友情に完璧を求める思い込みの激しさ。社交界への相容れなさ。やがて決別し、敵対するに至る旧友たち…そして被害妄想。この時代における一市民に、こんなに太々しく尊大な精神があり得たことに畏怖の念を抱く。