11月24日

 角田光代訳『源氏物語 2』を読んだ。
 源氏物語は他の訳者で幾度か読んだが、角田源氏は初めて。
 
 「紅葉賀」から「明石」までの流れで、様々な女性たちが描かれる。私は朝顔の斎院が好きだけれど、彼女の立場は身分の高さに守られているとあらためて思った。
 寄る辺ない紫の上に対する光君は、そもそもの始め方から(誘拐、そして手〇〇)扱いがかなり軽いという側面は否めない。この先も紫の上が “最愛の人” ではあり続けても、対等な存在として光から見られることはない(その発想すらこの時代にはない)んだなぁ…と。
 
 
 
 源氏物語の「葵」巻のあの件で、川原泉『笑う大天使(ミカエル)』のお三方(史緒、柚子、 和音)のレポートを思い出しながら光(もはや呼び捨て)にぷりぷりしてた。 “いとゆゝしき” はお前だww
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