6月に読んだ本

6月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:4632

嘘つきのための辞書嘘つきのための辞書
読了日:06月30日 著者:エリー・ウィリアムズ
仮面物語: 或は鏡の王国の記仮面物語: 或は鏡の王国の記感想
やっと読めて嬉しい。堪能した。
読了日:06月28日 著者:山尾悠子
セシルの女王 (4) (ビッグコミックス)セシルの女王 (4) (ビッグコミックス)
読了日:06月27日 著者:こざき 亜衣
知られざるアメリカの女性挿絵画家 ヴァージニア・ステレット知られざるアメリカの女性挿絵画家 ヴァージニア・ステレット
読了日:06月26日 著者:海野弘
ホテル・アイリスホテル・アイリス感想
幾度も読み返した偏愛本。“そう、この声だ。ホテル・アイリスで初めてわたしの心をとらえたのと同じ響きだ。混乱した空気の中を突き抜ける一筋の光線。その通り道にだけ強靭な力が宿る。/怖くて泣いているはずなのに、心の奥では彼がくだす命令をもう一度聞きたいと願っていた。”
読了日:06月22日 著者:小川 洋子
アシジの聖フランチェスコアシジの聖フランチェスコ感想
“信じがたいことであった。彼は神に惚れこんでいた。でも、それだけではないのだ。何しろ、このうたうような美しい声をした狂人は、限界をことごとく乗り越えていたのだ。彼が言うのに、神もまた人間に惚れこんでおられるのだ。そして突然彼は泣きはじめた。愛の涙であった。” “あらゆる聖人のなかでももっとも人から愛される彼は、不可視の世界と同様目に見える世界の偉大な愛好者以外の何ものでもなかった。”
読了日:06月21日 著者:ジュリアン・グリーン
大奥 14 (ヤングアニマルコミックス)大奥 14 (ヤングアニマルコミックス)
読了日:06月19日 著者:よしながふみ
大奥 13 (ジェッツコミックス)大奥 13 (ジェッツコミックス)
読了日:06月18日 著者:よしながふみ
刺繍する少女 (KADOKAWA新文芸)刺繍する少女 (KADOKAWA新文芸)感想
再読。幾度目かの。「森の奥で燃えるもの」が好きで、この世界は『沈黙博物館』に繋がっていくなぁ…と。あと、今回のお気に入りは「ケーキのかけら」と「トランジット」。
読了日:06月16日 著者:小川 洋子
パウル・ツェラン詩文集パウル・ツェラン詩文集
読了日:06月15日 著者:パウル ツェラン
アンネ・フランクの記憶アンネ・フランクの記憶感想
再読。幾度目かの。ミープ・ヒースさんの章が素晴らしくて、何度読んでも涙がとまらなくなる。“日記を命と同じに扱ってくれる人がそばにいて、その点においては、アンネは幸せだった。日記の中の有名な一節──わたしの望みは、死んでからもなお生きつづけること!──この心の叫びがかなったのだから。命はナチスの犠牲になったけれど、その魂はミープさんによって救われ、永遠に存在し続けている。”
読了日:06月14日 著者:小川 洋子
覚醒せよ、セイレーン覚醒せよ、セイレーン感想
一篇目の「ダプネ」からかなりきつかったけれど、引き込まれて読まずにいられなかった。"こうした神々、しかも不滅の神たちは、後悔したりしない。彼らが過ちを恐れないのは、責任を知らないからだ。罪に問われることも、罰を受けることもない。私はここで、一つひとつ犯罪を見せていきましたよね。お前ら全員犯罪者だと知らしめてやった。でも、代償を支払うのが私たちなのは、どうして?”
読了日:06月13日 著者:ニナ・マグロクリン
薬指の標本薬指の標本感想
再読。幾度目かの。“彼は答える代わりに、わたしの左手の薬指を持ち上げた。わたしは目を開けた。身体から薬指だけが、ゆっくり引き離されてゆくような感じだった。”
読了日:06月09日 著者:小川 洋子
輾転反側する鱏たちへの挽歌のために (詩集)輾転反側する鱏たちへの挽歌のために (詩集)
読了日:06月08日 著者:高柳誠
密やかな結晶密やかな結晶感想
幾度も読み返した偏愛本。
読了日:06月07日 著者:小川 洋子
火:散文詩風短篇集火:散文詩風短篇集
読了日:06月06日 著者:マルグリット・ユルスナール
アンジェリーナ―佐野元春と10の短編アンジェリーナ―佐野元春と10の短編感想
再読。幾度目かの。左足の記憶を失った語り手が、温室管理人と温室で過ごす時間を描いた「首にかけた指輪」が好きで、この短篇集を読み返すたびに、『アンジェリーナ』に入ってたんだった…と思う(短篇集あるある、じゃないですか?)。他には、「水のないプール」と「金のピアス」がお気に入り。
読了日:06月02日 著者:小川 洋子
余白の愛余白の愛感想
幾度も読み返した偏愛本。ベートーベンの補聴器、記憶の妖精、ジャスミンの香り…。“雨の音はわたしに、『十三歳の少年』を思い起こさせる。十二歳の少年でも、十三歳の少女でもなく、それはいつも『十三歳の少年』だ。彼はしずくの弾ける微かな音の透き間をぬって、わたしを訪れる。わたしはたいてい、彼を歓迎する。彼はわたしを特別な記憶へ運んでくれる、大切な暗号だからだ。” “「わたしの耳を二つ、顎の裏側に貼りつけて、彼がヴァイオリンを弾いているんだわ」”
読了日:06月01日 著者:小川 洋子

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