8月26日(水)のつぶやき(読んだ本、『追悼のしおり』 再読)

@rinakko 08:15
スティーヴ・エリクソンの訳し下ろしが、10月にちくま文庫で…。て、知らなかった。ぱっちり目が覚めた。



@rinakko 08:16
【追悼のしおり (世界の迷路Ⅰ)/マルグリット ユルスナール】を読んだ本に追加
追悼のしおり (世界の迷路?)
クリエーター情報なし
白水社
 再読。素晴らしい読み応え。散文家オクターヴ・ピルメと弟レモの人生をたどる章を結ぶ言葉が忘れがたい(レモには熱烈な敬意を、オクターヴ伯父さんには感動と苛立ちを、しかしゼノンは兄を愛するように…)。無名の作家と詩人の亡霊が、ユルスナールと先祖や傍系の親族たちとの隙間を綴じ合わせる。隠蔽されたレモの自死、弟を深く愛したにも関わらずその心を汲むには至らなかった兄への批判、その姿を浮き彫りにする一文一文が明晰でありつつ親愛が滲み出している大変に好きな章だ。
 父がいつまでも保存していた母の手紙のこと、両親の姿に愛着をおぼえる理由について触れている箇所も静かに響いた。
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