河合真理さん、『迷宮レストラン』

 『迷宮レストラン』の感想を少しばかり。

 想像をかきたてる珍かな料理本。名だたる面々が迎えられているのも楽しく、写真がとても美しいので、愛でてお腹が膨れたつもりになった。自分で作る気は端からないものの…。
 河童の河太郎の瓜と川魚づくしいいなぁ…。玄奘三蔵に“ほうれんそうの万頭”(前菜)、ドラキュラに“ラムボールの赤いザワークラフト煮込み”(メイン)、ファーブルに“なすのマリネ てんとう虫見立て”(前菜)、トルストイに“イラクサのシチュー”(メイン)、ジェロニモに“サボテンのステーキ 穀物のサラダ添え”(メイン)、南方熊楠に“高菜のサンドイッチ”(ご飯物)。…いろいろ見ていると語感が美味。
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