4月に読んだ本

4月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:4656ページ
読んでた本の数:1冊

▼読んだ本
双頭のバビロン双頭のバビロン
素晴らしい。胸が苦しい……。
読了日:04月27日 著者:皆川 博子
耳ラッパ―幻の聖杯物語耳ラッパ―幻の聖杯物語
面白楽しかった!好き! 92歳のマリアンが、親友カルメラから贈られた素敵なプレゼント耳ラッパ。この耳ラッパが重宝する驚きに満ちた冒険の日々が、ほんの直ぐそこにまで迫っていたなんて…! 厄介払いのように入らされた如何わしいホームでの、濃ゆい老嬢の面々との交流。なぜか気になって仕方がない、ウインクをする尼僧の肖像画。その尼僧の意外な正体とは…。そしてある日殺人事件が起こり、隠蔽させるまいと魔老女たちの団結! 特に後半、思いがけない方へどんどん話が転がり膨らんでいくので、わくわく身を乗り出すようにして読み耽った
読了日:04月23日 著者:レオノーラ キャリントン
時は老いをいそぐ時は老いをいそぐ
とりわけ好きだったのは、「ポタ、ポト、ポッタン、ポットン」「雲」「いきちがい」。
読了日:04月21日 著者:アントニオ・タブッキ
アーサー王伝説: 7つの絵物語アーサー王伝説: 7つの絵物語
なかなかまとめて読む機会のないアーサー王伝説。アーサー・ラッカムを始めとする挿絵も堪能出来るし、解説の内容がとても興味深くてよかった。(しかし、ローマ皇帝にまでなったとは…)
読了日:04月20日 著者:ロザリンド カーヴェン
タイタス・グローン―ゴーメンガースト三部作 1 (創元推理文庫 (534‐1))タイタス・グローン―ゴーメンガースト三部作 1 (創元推理文庫 (534‐1))
濃ゆい、好き…。終盤における蜘蛛の広間は、圧巻でした。今はただ、次へと読み進むのが楽しみです。わくわく!
読了日:04月20日 著者:マーヴィン・ピーク
夜鳥 (創元推理文庫)夜鳥 (創元推理文庫)
どの話も短くて怖くて、あまりのことにすがる物もない。蔓延る孤独と狂気の触手が蠢いて、頁を繰る指にも絡んでくるようで慄いた。魅入られ、刺しとめられる読み心地。とりわけ好きだったのは、「或る精神異常者」「犬舎」「麦畑」「青蠅」「ペルゴレーズ街の殺人事件」「老嬢と猫」。「無駄骨」はタイトルが凄い。あと、「父」を読んでラストで意外に思った自分は、すっかり毒されていたことよ…。
読了日:04月16日 著者:モーリス ルヴェル
青チョークの男 (創元推理文庫)青チョークの男 (創元推理文庫)
面白かったですー!
読了日:04月13日 著者:フレッド ヴァルガス
ホフマン短篇集 (岩波文庫)ホフマン短篇集 (岩波文庫)
読了日:04月13日 著者:ホフマン
空襲と文学 (ゼーバルト・コレクション)空襲と文学 (ゼーバルト・コレクション)
峻烈を極める筆致だが、ひとたび読み出したら退き返せなくなる…痛いほどに掴まれる内容だった。読んでよかった。
読了日:04月11日 著者:W.G.ゼーバルト
神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
みっちりと内容が濃ゆいので、少しずつ読んでいた。立ち止まらされる箇所も多かったし、何かと思い返すことになりそうな一冊。神話を指針として読み解くこと。これから読む本にも繋がっていくような気がする。
読了日:04月09日 著者:ジョーゼフ キャンベル,ビル モイヤーズ
妖魔の森の家 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐2))妖魔の森の家 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐2))
面白かった!とりわけやはり表題作。妖魔の森を背にした別荘でかつて神隠しにあったとされる少女が、無事に成長した姿でヘンリー卿の前に現れる…という、まず過去の事件からの流れを使った筋立てに引き込まれた。しかも“もの静かなイギリス式ピクニック”という膳立てが、裏腹過ぎてぴりっと効いてる…(うう)。そしてあまりと言えばあまりな真相には、一瞬ぽかんとした。目と鼻の先で…という大胆さと言い、何もかもを隠していた訳ではない不敵さと言い、そつなく怖ろしく見事だった。中篇の「第三の銃弾」もよかった。こちらも謎解きには驚いた
読了日:04月06日 著者:ジョン・ディクスン・カー
明日は遠すぎて明日は遠すぎて
表題作がとてもよかった。ナイジェリアですごした最後の夏。兄といとこと、おばあちゃんと、“きみ”。きみはまだ幼いのに、自分を守ろうと必死だった。ただ、自分のスペースを確保したくて…。くっきりとした夏の描写の中、少女の心をいっぱいにした焦れる思いがひりりと伝わってくる。その後の18年には少ししか触れられないけれど、どんなだったのだろう。ひと夏だけを鮮やかに切り取っているので、書かれていない部分が想像を掻き立てる。ラストの切なさも胸に刺さった。他に好きだったのは、「がんこな歴史家」。
読了日:04月05日 著者:チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ
母の遺産―新聞小説母の遺産―新聞小説
素晴らしい読み応え。“身につまされる”という言葉でも生易しいと思えてくる、一番痛いところを抉られる、容赦のない真摯な作品だった。業の深い母とその娘、取り返しのつかない人生への悔い、老いと病…そして死。のしかかってくるほど重い内容だが、紆余曲折を経て物語がたどり着くのは、とても清々しい場所だった。読み終えて再びタイトルに向き合うと、じわじわと込みあげてくるものがある。この物語は、母親の通夜に長電話をする姉妹の会話から始まる。解放感の昂奮醒めやらず、話題は母の遺産である…。
読了日:04月03日 著者:水村 美苗
▼読んでた本
クリス・ボルディック選 ゴシック短編小説集クリス・ボルディック選 ゴシック短編小説集
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5月6日(日)のつぶやき(敦賀、「リストランテ カルド」 その5)


07:59
from web
おはよございます。こーしーにゃう。今日は雨ですってよー。ぶうぶう。
08:02 from web (Re: @massirona
@massirona ましろさんと同じ時間に聴けたのかな…。うふふ。
08:20 from web
連休中は夫と仲良く過ごしているので(なはは…)、ほとんど本は読めてないのだけれど、ちびちびとつまみ読みしているカポーティの短篇がとてもシュールでよいわ。よいわよいわ。

 ☆    ☆    ☆    ☆


 (後日追記)この日のお昼ご飯は、久しぶりの「リストランテカルド」にて。二人ともBコースをいただいた(しかし、見事にかぶってない)

 だーさんの前菜から。“かぼちゃのピューレ 帆立貝のロースト添え”。
 だーさん、大絶賛だった。

 私の前菜、“真鯛のグリル 大葉風味のサラダ添え”。


 だーさんのパスタは、“ヤリイカと三ッ葉のオリーブオイルソース タリオリーニ”。


 私のパスタは、“ヴィネガーで煮込んだ和牛と胡桃のクリームソース タリアテッレ”。
 兎に角濃厚、そして美味~。赤ワインでゆっくりいただいた。

 だーさんのお肉料理、“スペイン産イベリコ豚を新キャベツのロースト ローズマリー風味”。


 私のお魚料理、“平目のロースト 木の芽風味の筍添え”。
 白海老も♪

 だーさんのデザート、“バルサミコでマリネしたフルーツのガスパチョ仕立て”。


 私のデザート、“にんじんのクレームブリュレ ジンジャエールでマリネしたフルーツ添え”。
 クレームブリュレ、美味! そしてなんと、誕生日だなんて伝えていないのに、この計らい。去年の予約時のことに、お店の方が気付いて下さったらしい。
 ご馳走さまでした♪ 

14:30
from twicca
ランチと買い出しから帰宅して、またりにゃう。今日は久しぶりに、リストランテカルド。美味しかったし、お腹いぱーい!

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