出願番号 : 特許出願2011-174107 出願日 : 2011年8月9日
公開番号 : 特許公開2013-34436 公開日 : 2013年2月21日
出願人 : 株式会社カネカ 発明者 : 谷口 修平
【課題】簡便かつ迅速に、大量の細胞懸濁液を処理すること。
【解決手段】細胞懸濁液を、入口と出口を有し、不織布が積層されたフィルターが充填された容器に導入し、細胞を実質的に含まないろ過液を排出させた後、該容器に回収液を導入して、該フィルターに補足されている細胞を回収する細胞濃縮方法であって、
(a)各層の平均繊維径は1.5μm以上であり、
(b)少なくとも2層は、平均繊維径5.0μm以下であり、
(c)平均繊維径5.0μm以下の層のみに着目した場合に、近接する2層は、入口側の層の平均繊維径をU、出口側の平均繊維径をDとして、いずれも
(c1)U>D かつ U-D≧0.5、または
(c2)U<D
の関係を満たす(ただし、少なくとも1箇所は上記(c1)の関係を満たす)ことを特徴とする、細胞濃縮方法である。
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