バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

細胞外マトリクスの形態形成における新たな働きの発見

2014年05月10日 | 生命科学 生物誌
独立行政法人理化学研究所 報道発表資料
-伸びる上皮細胞と細胞外マトリクスの弾性が気管の長さと形状を決める-
ショウジョウバエ胚の気管(胚発生後期)

管腔内の細胞外マトリックスをマゼンタ、アピカル細胞膜をシアンで、気管細胞の核を緑で示した。

生物の体内では、血管や、呼吸管など管状組織のネットワークが張り巡らされ、血液や空気などの物質循環が行われています。成長期のヒトの血管系では、拍動の刺激に応じて血管内の細胞の再配置や増殖が起き、血流が最適化されるように管の形状が変化します。ところが、胚発生において血液循環が始まる前に、すでに血管はある程度適正な形状を獲得しています。気管も拍動による刺激がなくても正しい形状をとることができます。このことから、管の形状を決める仕組みは、発生過程のある段階で細胞や組織に備わっているものと考えられます。しかし、こうした循環に依存しない管構造の適正化の仕組みはよく分かっていませんでした。 理研 プレスリリース 2014年5月2日

SACLAとSPring-8の光で生体分子複合体のナノ構造を解明

2014年05月10日 | 医療 医薬 健康
独立行政法人理化学研究所
リバプール大学
-RNA干渉マイクロスポンジの3次元ナノ構造を明らかに-
理化学研究所(理研、野依良治理事長)と英国リバプール大学(ディビッド・マクダネル学長)は、X線自由電子レーザー(XFEL)[1]光と高輝度放射光[2]を使い、結晶化が困難な生体分子複合体「RNA干渉 (RNAi) マイクロスポンジ[3]」の3次元ナノ構造を観測することに成功しました。これは、リバプール大学のマーカス・ギャラガー・ジョーンズ博士課程大学院生(前・理研放射光科学総合研究センター(RSC) ビームライン研究開発グループ イメージング開発チーム 国際プログラム・アソシエイト)と、RSC・XFEL研究開発部門ビームライン研究開発グループイメージング開発チームの宋昌容(ソン・チャンヨン)チームリーダーらの共同研究グループの成果です。 理研 プレスリリース(研究成果) >2014年5月2日

ネコ由来タンパク質のコード配列を含む外来性遺伝子を含むトランスジェニック鳥類およびその作製法

2014年05月10日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2012-264675 出願日 : 2012年12月3日
公開番号 : 特許公開2013-46639 公開日 : 2013年3月7日
出願人 : 株式会社カネカ 外1名 発明者 : 中石 智之 外2名
【課題】ネコ由来タンパク質のコード配列を含む外来性遺伝子を含むトランスジェニック鳥類及びその作製法を提供する。
【解決手段】鳥類の胚に形成される初期の心臓内又は血管内へ外来性遺伝子を含む複製能欠失型レトロウイルスベクターをマイクロインジェクションにより感染させ、その胚を孵化させることを特徴とする方法によって得られるトランスジェニック鳥類による、ネコ由来タンパク質の生産。 ekouhou 特許公開・明細書


【STAP細胞】小保方晴子さんの共著者の中でバカンティ教授だけが強気の理由とは

2014年05月10日 | 医療 医薬 健康
朝日新聞デジタル | 執筆者: 小宮山亮磨、行方史郎
新しい万能細胞「STAP細胞」の論文は、主要著者のうち米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授だけが撤回に反対している。弟と15年前に研究に着手していて、「アイデアを生んだのは自分」との自負がある。STAP細胞について独自の作製方法を公表、強気な姿勢を崩していない。 HUFF POST.,2014年03月23日


白血病薬“重い副作用” 国に報告せず

2014年05月10日 | NEWSクリッピング
 大手製薬会社ノバルティスファーマが販売する白血病の薬を巡って、営業担当の社員が国への報告が義務づけられている重い副作用とみられる症状をおよそ30例把握したのに、国に報告していなかったことが会社の調査で分かりました。厚生労働省は、薬事法に違反する可能性があるとして会社に詳しく調査するよう指示しました。NHK News web.,2014年5月10日

幹細胞増殖因子様ポリペプチドおよびポリヌクレオチドに関する方法および材料

2014年05月10日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2003-532624 出願日 : 2002年8月30日
公表番号 : 特許公表2005-503821 公表日 : 2005年2月10日
出願人 : ヌヴェロ, インコーポレイテッド 発明者 : タン, ワイ. トム

本発明の1つの局面において、新規なヒト分泌幹細胞増殖因子様ポリペプチドに対応する新規なポリヌクレオチドおよびこのようなポリヌクレオチドによりコードされるポリペプチド、ならびにその変異体またはこれらの改変体が提供される。本発明の他の局面において、新規なヒト分泌幹細胞増殖因子様ポリペプチドならびにこのようなポリペプチドに特異的な抗体を産生するためのプロセスを含むベクターを包含する。本発明はまた、配列番号2、配列番号12、配列番号17または配列番号26あるいはそれらの成熟タンパク質コード部分からなる群から選択されるヌクレオチド配列を含む、単離されたポリヌクレオチドを提供する。 特許資料>>astamuse 2005503821



出願番号 : 特許出願2008-151004 出願日 : 2008年6月9日
公開番号 : 特許公開2008-301821 公開日 : 2008年12月18日
出願人 : ヌヴェロ, インコーポレイテッド 発明者 : ワイ. トム タン
発明の名称 : 幹細胞増殖因子様ポリペプチドおよびポリヌクレオチドに関する方法および材料

【課題】胚性幹細胞および成体幹細胞の分化を誘導して種々の細胞型(肥満細胞、メラノサイトおよび始原生殖細胞を含む)を生じ得る、ポリペプチドとそれをコードするポリヌクレオチドを提供する。また、該ポリペプチドおよびポリヌクレオチドを利用した、骨・軟骨疾患等の処置に用いられる薬剤を提供する。
【解決手段】特定のアミノ酸配列を有する幹細胞増殖因子様ポリペプチド、およびそれらの成熟タンパク質コード部分からなる群から選択される塩基配列を含む単離されたポリヌクレオチド。また、該ポリペプチドを含む薬剤。 ekouhou 特許公開・明細書



出願番号 : 特許出願2008-151003 出願日 : 2008年6月9日
公開番号 : 特許公開2009-5697 公開日 : 2009年1月15日
出願人 : ヌヴェロ, インコーポレイテッド 発明者 : ワイ. トム タン
発明の名称 : 幹細胞増殖因子様ポリペプチドおよびポリヌクレオチドに関する方法および材料

【課題】胚性幹細胞および成体幹細胞の分化を誘導して種々の細胞型(肥満細胞、メラノサイトおよび始原生殖細胞を含む)を生じ得る、ポリヌクレオチドを提供すること。白血病、血友病、および変性疾患(例えば、アルツハイマー病)の処置に用いられ得る、ポリヌクレオチドを提供すること。
【解決手段】ヒト由来の幹細胞増殖因子様ポリペプチドあるいはそれらの成熟タンパク質コード部分からなる群から選択されるヌクレオチド配列を含む、単離されたポリヌクレオチド。 ekouhou 特許公開・明細書

消化器の病的状態の改善に使用するためのラクトコッカスラクティス株

2014年05月10日 | 腸内細菌 プロバイオティクス

出願番号 : 特許出願2013-543895 出願日 : 2010年12月17日
公表番号 : 特許公表2014-501100 公表日 : 2014年1月20日
出願人 : コンパニ・ジェルベ・ダノン 発明者 : レシック,ビリアナ 外1名

本発明は、病原性微生物の成長を阻害すること及び/又は腸上皮バリアの完全性を改善することができるラクトコッカス ラクティス株に関する。これらの株は、消化器疾患の治療又は予防における使用に適している。特許資料>>astamuse No/2014501100


生物由来物質の産生を高めるための組成物及び方法

2014年05月10日 | 医療 医薬 健康

出願番号 : 特許出願2012-519677 出願日 : 2010年7月6日
公表番号 : 特許公表2014-501097 公表日 : 2014年1月20日
出願人 : アルナイラム ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド 発明者 : ロッソマンド、アンソニー 外7名

本発明は、宿主細胞から生物由来物質を産生するための組成物及び方法を提供する。種々の実施形態において、生物由来物質は、ポリペプチド、代謝産物、機能性食品、化学中間体、バイオ燃料、食品添加物、又は抗生物質である。一つの態様において、本発明は、宿主細胞から生物由来物質を産生する方法を提供する。この方法は、一般的に、宿主細胞をRNAエフェクター分子(その一部分は、標的遺伝子と相補的である)と接触させ、宿主細胞を大規模バイオリアクター内で標的遺伝子の発現を調節するのに十分な時間保持し(この場合、前記調節は、前記細胞の生物由来物質の産生を高める)及び生物由来物質を前記細胞から単離することを含む。 特許資料>>astamuse

相同組換えにより遺伝子改変された多能性幹細胞の簡便な検出法

2014年05月10日 | 医療 医薬 健康

出願番号 : 特許出願2011-204950 出願日 : 2011年9月20日
公開番号 : 特許公開2013-66386 公開日 : 2013年4月18日
出願人 : 国立大学法人京都大学 発明者 : 山中 伸弥 外1名

【課題】相同組換えにより遺伝子改変された多能性幹細胞を製造する方法および相同組換えにより遺伝子改変された多能性幹細胞の検出方法を提供する。
【解決手段】遺伝子改変された染色体断片を有する人工染色体をターゲティングベクターとして導入する工程およびSNPアレイを用いて、導入された人工染色体の一部または全体のコピー数を測定することによって相同組換えされている多能性幹細胞を選別する工程を含む多能性幹細胞を製造する方法。 特許資料>>astamuse

単細胞選別のための細胞培養プラットホームおよびiPSCの再プログラミングの増強

2014年05月10日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2013-546290 出願日 : 2011年12月19日
公表番号 : 特許公表2014-501108 公表日 : 2014年1月20日
出願人 : フェイト セラピューティクス,インコーポレイテッド 発明者 : バラマール, バーラム 外2名

本発明は、ヒト人工多能性幹細胞(iPSC)を生成し、培養するためのフィーダーフリー条件を含めた、幹細胞を培養するための細胞培養条件を提供する。より詳細には、本発明は、フィーダーフリー環境における多能性細胞の長期培養;フィーダーフリー環境における細胞の再プログラミング;多能性細胞の単細胞への解離;多能性細胞の細胞選別;未分化状態の維持;再プログラミングの効率の改善;およびナイーブ多能性細胞の生成を可能にする培養プラットフォームを提供する。 特許資料>>astamuse